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『光る君へ』第33話、宮の宣旨からまひろへのオリエンテーションに視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月8日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●「私もお手伝いしとう存じます」の失言
テレビ画面を注視していたかどうかがわかる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、1日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合 毎週日曜20:00~ほか)の第33話「式部誕生」の視聴者分析をまとめた。

○物語の完成が道長の家の命運に

最も注目されたのは20時04分で、注目度77.4%。新人女房のまひろ(吉高由里子)に、宮の宣旨(小林きな子)がオリエンテーションを行うシーンだ。

藤壺へ出仕するやいなや、まひろは中宮・藤原彰子(見上愛)の女房衆の筆頭である宮の宣旨から、藤式部(とうのしきぶ)と命名される。父・藤原為時(岸谷五朗)がかつて式部丞蔵人だったことにちなんでのことである。「ここがそなたの務めの場である」まひろにあてがわれた場所には、執筆に必要な墨や越前の和紙が用意されていた。いずれも上等な代物だ。まひろは、これからここで一条天皇(塩野瑛久)の気を引く物語を創り上げなければならない。「左大臣様と北の方様のお計らいと心得よ」宮の宣旨から、道長(柄本佑)とその嫡妻・源倫子(黒木華)の名が出ると、物語の完成は道長の家の命運がかかっているのだと、まひろは改めて理解した。

「まことに、恐れ入ります」と、深く頭を下げるまひろに、宮の宣旨は「そなたは専ら物語を書く務めであるゆえ、関わりないことではあるが、そもそも女房の仕事は中宮様のお食事のお世話、身の回りのお世話、お話し相手、内裏の公卿方との取り次ぎ役などである」と、女房の雑多な役目を一気に説明した。「私もお手伝いしとう存じます」まひろは同じ女房として、協力を惜しまない姿勢を伝えるつもりで言ったのだが、「お手伝い」という言葉が他人事のようで気に障ったのだろうか、宮の宣旨は表情をゆがませた。

近くにいた左衛門の内侍(菅野莉央)も「お手伝い…」と非難の目を向けてくる。まひろは失言を後悔したがすでに遅い。説明を話し終えた宮の宣旨は「それでは。あとはよろしゅう」と立ち去ると、まひろは「ここでいいわ」と侍女から荷物を受け取り、気をとりなおしてみずからの役目に向き合おうとした。

○まひろの職場環境に同情する声

注目された理由は、まひろが藤壺でいじめられる姿に期待した(?)視聴者の注目が集まったと考えられる。

藤壺は、今までまひろが仕事をしてきた四条宮とは明らかに違う雰囲気を漂わせていた。前回「誰がために書く」のラストシーンでは、宮の宣旨たち女房衆のまひろに対する並々ならぬ敵意を感じさせる描写があったため、彼女たちによる凄惨ないじめを想定して視聴に臨んだ人が多かったのではないか。

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