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Lenovoのグローバルイベントで日本発「ThinkPad」シリーズが大躍進。Copilot+ PCの先陣を切る存在に

マイナビニュース / 2024年9月8日 13時11分

Aura Edition独自機能として、ユーザーの使い方にあわせた「Smart Mode」機能を搭載している点が主な特徴です。背後からの盗み見を検出するなどしてセキュリティを高める「Shield」や、余計な通知を排除して集中力を高める「Attention」、ビデオ会議などのコラボレーションをより円滑に行う「Collaboration」、健全なPC利用に努められる「Wellness」が存在する模様。用途に応じた電力消費モードを設定し、性能とバッテリーライフの最適化も行えます。

このほか、AMD Ryzen AI 300 HX搭載モデルやQualcomm SnapDragon X Plus(8コア)搭載製品も発表済み。Snapdragon X Plusの8コアモデルは従来10コアモデルのみだったラインナップを拡張するもので、コスト面での導入ハードルを下げる狙いがあるとのこと。Microsoftは登壇してLenovoとのパートナーシップ継続に謝辞を述べ、Copilot+ PCをより推進していきたい構えを表明しています。

やや変化球気味の登壇者として、発表会にはStability AIからCOOのShan Shan Wong氏が参加していました。言わずと知れたText to imageツールである「Stable Diffusion」の開発元である同社は、今回このStable DiffusionをLenovoの対応モデルに内蔵することを発表しました。薄型軽量ノートPCのローカル環境上で画像生成がより簡単に行えるとしており、会場では実際にAIコアが動作してプロンプトを画像に起こしていく様子を眺めることができました。なお、日本での導入がいつになるかは今のところ未定です。

このほか、PoC(Proof of Concept、概念実証)モデルとして「Lenovo Auto Twist AI PC」も発表されています。一般的なノートPCとは異なり、ヒンジが画面中央にしか存在しません。強力なモーターが内蔵されているようで、自律して開いたり閉じたり、回転することが可能。ユーザーの位置をカメラで検出して自動で向きを変えたり、音声を検知してぱかりと開く様子がお披露目されました。かなり閉じかけ……のような負荷の大きそうな向きでもスムーズに動くことがアピールされています。

今回Lenovoのベルリン取材を経て、日本国内発のThinkPadがグローバルで存在感を発揮していた点がとても目新しかったです。国内ではもちろん大きな支持を集めている製品シリーズですが、グローバルでの展開においてはYogaシリーズより控えめなのかな、という印象だったThinkPad。特にMeteor Lake搭載モデルの発表が国内でひっそり行われるにとどまっていたこともあり、グローバルで大きく盛り上がるAI PCブームとはやや対照的に感じていました。

しかし一転してLunar Lake搭載モデルでは大攻勢に。プロセッサに統合する推論性能がMicrosoft提唱のCopilot+ PCに初めて準拠する世代で、Intelとの強力なパートナーシップではAura Editionなる銘も与えられました。堅牢で信頼できるハードウェアに強力なプロセッサを搭載し、ローカル環境における高い推論性能を実現したThinkPad X1 Carbon Gen 13。法人用途へのCopilot+ PC浸透に一役買ってくれるのではと感じました。
(原修一郎)



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