1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

オルツら、TVインフォマーシャル制作向けに考査AIシステムを開発

マイナビニュース / 2024年9月9日 18時52分

画像提供:マイナビニュース

パーソナルAIの開発および実用化を進めるオルツは9月9日、ディー・クリエイトとのダイレクトマーケティング事業分野のAI活用に向けたパートナーシップの強化において、TVインフォマーシャルを中心としたオフライン広告およびオンライン広告のコンテンツ制作過程の考査検証(内容チェック)でAI技術を活用する「考査AIシステム」の開発を進め、システムの実用を7月に開始したことを発表した。

今後はPoC(Proof of Concept:概念実証)などを行い、2024年度中に外部向けのSaaS(Software as a Service)型サービスの開始を目指すという。同システムは広告考査のみでなく、TVインフォマーシャル放送の際に必要な番組考査の領域もカバー。8月に特許出願済み。

○考査AIシステムの提供

考査検証は広告制作における重要なチェック機能であり、広告を発信する媒体社の専門知識や経験を持つベテランの担当者が行う場合が多い。オルツはここにAI技術を導入することによって、データ検証や業務工程の80%以上の人的対応をRPAに置き換えることが可能だとしている。同社は検証精度の向上や検証基準の平準化、安定化、検証業務の効率化が可能になると判断し、考査AIシステムの開発を進めたという。

両社はディー・クリエイト内での考査AIシステムの活用にとどまらず、考査検証を実施している得意先や取引先などに対してもSaaS(Software as a Service)型の「考査AIシステム」サービスの提供を構想しているとのことだ。同サービスは2024年度中の提供を目指し、オルツの深層学習やLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)、音声認識などのAI技術を活用した開発を続ける予定。
○ダイレクトマーケティングとは

ダイレクトマーケティングとは、企業が消費者と直接的にコミュニケーションを図り、商品やサービスの販売を促進するマーケティング手法。中間業者や小売店を介さずに企業がターゲットとする消費者に対して直接アプローチするため、効率的に顧客との密接な関係を築ける。販売やブランドロイヤルティの向上を図るための有効なマーケティング活動として、広く利用される。
○TV通販インフォマーシャルとは

TVインフォマーシャルは、インフォマーシャル(infomercial)の一種で、テレビ番組の形式で商品やサービスの詳細な情報を提供する長時間の広告を指す。「情報(information)」と「コマーシャル(commercial)」による造語。TVインフォマーシャルは60秒から30分、中には1時間の長さで放送される場合もあるという。主に直接販売形式で商品の注文を受け付けるのが一般的とされる。
(熊谷知泰)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください