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山田祥平のニュース羅針盤 第454回 スマホに登録したマイナンバーカード、もしスマホを失くしたらどうなる?

マイナビニュース / 2024年9月10日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

何かと話題になることが多いマイナンバーカードだが、携行することで伝家の宝刀のようにさまざまな場面で利用できるようになると、その便利さを痛感するのと同時に、パスワードで保護されているのはわかっていても、もし落としたらどうしようという不安がつきまとう。これは単機能の運転免許証などの携行とはずいぶん異なる不安だ。

○カード自体の紛失や盗難は電話で停止を依頼

マイナンバーカードを紛失、盗難などした際には、その機能を停止するために、電話で問い合わせ用フリーダイヤルに電話して機能を停止したうえで、警察に遺失届、盗難届を提出し、その受理番号を控えて居住地の市区町村に届け出る必要がある。ちなみに一時停止して、なくしたはずのカードが見つかった場合は、一時停止の解除もできる。

ここまですればひとまず安心で、続いて再交付申請だ。本人が窓口に赴くことが求められ、また、申請から交付までには2~3カ月かかるとされている。要するに冗談じゃないくらいに時間がかかるのだ。

これで紙の保険証がなくなってマイナンバーカードを使うようになったりすると、なくしたら数カ月は病院に行くのにも不便してしまうことになる。さすがにそれではまずいだろうということで、政府ではこの秋にも最短5日で再発行できるようにすべく作業を進めているようだ。

そういうことの不安もあって、運転時は必ず携行しなければならない運転免許証と違い、マイナンバーカードは自宅に大事に保管しておくというのが安心だ。だが、それでは肝心なときに身分証明や各種サービスのために使えないということで本末転倒なことになってしまう。
○スマホを失くしたら新スマホに電子証明書を再インストール

だが、スマホに電子証明書をインストールしておけば手持ちのスマートフォンがマイナンバー代わりに使えるようになる。

スマホ用電子証明書搭載サービスと呼ばれるもので、マイナポータルアプリを使い、手持ちのスマートフォンに電子証明書をインストールできる。早い話がマイナンバーカードのコピーをスマホに内蔵するということになる。具体的にはマイナポータルアプリをインストールして、マイナポータルにログインし、「スマホ用電子証明書を申請する」ボタンをタップするだけでいい。

これを使えば、全国各地のコンビニで、住民票の写しや印鑑証明を発行したり、戸籍証明書を入手したりすることが、マイナンバーカードが手元になくても、スマホで代替できるようになる。このサービスは2023年5月から提供されている。

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