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AIが“壁紙”を自動生成するスマート冷蔵庫! AI家電をリードするサムスン

マイナビニュース / 2024年9月10日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

韓国のサムスン電子は、毎年ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に出展する会社の中でも最大級のブースを設けます。今年2024年のメインテーマは生活の中に溶け込む「AI for All(みんなのAI)」でした。

○スマホのようなスマート冷蔵庫、AIでできることは?

サムスンがいつもIFAで最も力を入れて紹介しているテーマは「スマートホーム」です。冷蔵庫や洗濯機、スマートテレビなどサムスンの生活家電はドイツなど欧州ではトップクラスの人気を誇っています。

日本でサムスンの商品といえばスマホやタブレットが中心なので、生活家電にはあまり馴染みがないと思いますが、上位クラスのシリーズである「BESPOKE AI」シリーズの冷蔵庫や洗濯機にはサムスン独自のデジタルアシスタントである「Bixby(ビグスビー)」が搭載されています。

プレミアムモデルの冷蔵庫は片側のドアに高精細なタッチ有機ELディスプレイを搭載しています。音声操作でビグスビーを起動して、AIとチャットをしながら冷蔵庫の設定を変えたり、宅内にあるサムスンのテレビや洗濯機などほかのスマート家電を遠隔操作できる機能もあります。まるでスマホのような使い勝手を実現しています。

今年はBESPOKE AIシリーズのスマート冷蔵庫に、ディスプレイの壁紙をAIが自動生成してくれる機能が追加されました。補足ですが今年サムスンが発売したスマホの「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy S24」シリーズなどの上位モデルには、Galaxy AIのブランドに統一した、自然な会話に対応するAIボイスチャットや画像生成、音声文字起こしなどのさまざまな生成AI機能が加わっています。

スマートホームカテゴリーの製品について、サムスンの担当者に今後の生成AI対応の展望を聞いたところ「まずは壁紙生成からスタートしましたが、IFAなど展示会に出展してユーザーの反響を見ながら、今後独自のサービスも含む生成AIの機能を冷蔵庫や洗濯機などの生活家電にも投入することを検討したい」と語っていました。
○家庭で消費する電力を賢く節約

サムスンのスマートホームでは、SmartThingsという自社のグループブランドによるIoTデバイスとサービスが連携しています。

サムスンはSmartThingsの独自規格に対応するセンサーやカメラなど、さまざまな種類のIoTデバイスを商品化してきました。現在はそのエコシステムを新しい家電の共通規格である「Matter(マター)」にも広げたことで、LGやボッシュなど欧州でIoT家電を展開するライバルのMatter対応機器も接続して使えるようになりました。

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