1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

今秋、4番組目の『THE MC3』がスタート なぜ中居正広に“21時台のMC”が集中するのか

マイナビニュース / 2024年9月11日 11時0分

また、注目すべきはTBSが今秋から採用する新指標(「LTV4-59」)。これまでTBSのメインターゲット層は4~49歳だったが、新指標では上限が59歳に引き上げられる。4組の若手芸人を起用した『ジョンソン』は鮮度を優先した結果うまくいかなかったこと。さらに新指標でターゲット層を上に広げたことで、52歳の中居、57歳の東野、59歳のヒロミを起用したことの辻褄が合う。平均年齢56歳の高齢である上に「またいつもの顔ぶれ」などの否定的な声もあるが、それでも4~59歳の個人視聴率なら勝負できるということだろう。

TBSは「月曜21時台の救世主として中居に期待している」というニュアンスが感じられるが、そんな状態と似ていたのが、1年半前のフジ日曜21時台。現在『だれかtoなかい』が放送されているフジの日曜21時台も長年苦戦が続いていた。2007年にデータなどのねつ造で『発掘!あるある大事典Ⅱ』(関西テレビ制作)が打ち切られて以降、何をやっても誰を起用しても短命に終わったことで、切り札として松本人志と中居がMCを務める『まつもtoなかい』をスタートさせた。

現在は松本の活動休止に伴い『だれかtoなかい』に改題してムロツヨシがパートナーを務めているが、フジの日曜21時台は中居が支え続けていることに変わりはない。ともに2001年スタートの『世界仰天ニュース』と『金スマ』が23年にわたって21時台で放送され続けている上に、この1年半で『だれかtoなかい』の実績が加わった。TBSがそんな21時台における長期と短期の実績を持つ中居に頼るのは当然かもしれない。

●19・20時台ではなく21時台の理由
では具体的なキャラクターやスキルという2面で見たとき、中居のどんなところが21時台にフィットするのか。

もともと中居はアイドルのSMAPでありながらバラエティとの相性は業界トップクラス。タモリ、ビートたけし、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、松本人志ら大物から、劇団ひとり、アンタッチャブル・山崎弘也、陣内智則、オードリー・若林正恭、南海キャンディーズ・山里亮太、千鳥・大悟ら中堅まで芸人との共演が多く、彼らの良さを引き出し、笑いの手数を増やすトーク力が業界内で評価されてきた。

アイドル時代から自虐トークも辞さないMCは女性層だけでなく男性層からの支持も厚く、共演者の年齢やキャリアを問わないため視聴年齢層も幅広い。さらに言えば、庶民的な料理や酒を好み、継続的にチャリティ活動をしていることなど、好感度が高く嫌われる理由が少ないキャラクターが一般層に浸透している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください