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クルマのサブスク「KINTO」は黒字化が見えてきた? 現時点での課題とは

マイナビニュース / 2024年9月13日 11時25分

画像提供:マイナビニュース

クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」は累計契約者数が徐々に増えてきており、保有台数も増えたため「黒字化も見えてきた」という状況にあるそうだ。2023年には契約後のクルマを後からアップデートさせられる新たな取り組みも始まった。KINTOの現状は?

そもそもKINTOとは?

音楽や動画の配信サービスの拡大で、すっかり我々の生活にも定着してきたサブスクリプションだが、クルマの分野でいち早く始めたのがトヨタ自動車の「KINTO」だ。取り扱い車種にはトヨタ車、レクサス車に加え、先ごろスバルのクルマが加わった。

その特徴は、欲しいクルマをオンラインで契約し、一定の期間、定額料金で利用できるところ。定額料金には車両代、選択したオプション代、税金、任意保険、メンテンナンス費、購入諸費用のすべてが含まれているので、車両の維持費も明確となる。もちろん、納車やメンテンナンスは最寄りのディーラーで行われるので、ネット販売でも安心だ。ユニークなのは、契約満了時に車両の返却を必須としたこと。返却後の車両は、状態の良いものは中古車KINTOで活用する。

KINTOの新サービスとして、2023年1月に登場したのが進化するクルマ「KINTO Unlimited」(キントアンリミテッド)だ。新型「プリウス」から始まった新提案だが、少しずつ新たな取り組みが追加され、文字通り、購入した愛車の機能が高まることを実現させている。

KINTO Unlimitedもサブスクであることは共通だが、「進化」と「見守り」の機能を加えることで、クルマの価値をできるだけ高く維持するようにしている。その価値を月額利用料の引き下げにあらかじめ充てることで、よりリーズナブルなカーライフの実現を目指す。ユーザーにとって機能がプラスとなる上、さらに月額料金が下がるというのはちょっと驚きだ。

発売時に公表されたデータによれば、第1弾となる新型プリウスの専用グレード「U」とKINTOの先代プリウス同等価格のグレードを比較すると、3年間の月額定額料金の場合、Uが4万9,940円であるのに対し、旧型が5万6,650円で6,710円も安くなっていた。

もちろん、新型プリウスの他グレードよりも安価なのはいうまでもない。そのお買い得感もあって、新型プリウスのUグレードは、KINTO契約の全車種の中で20%を超えるシェアを持つほどの人気車となっている。

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