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大河原克行のNewsInsight 第323回 NTTコノキューが国産スマートグラスを今秋発売、価格訴求と眼鏡らしさへも意欲

マイナビニュース / 2024年9月12日 14時46分

画像提供:マイナビニュース

NTTコノキューデバイスは、約125gの軽量化を実現したXRグラス「MiRZA(ミルザ)」を発表した。クアルコムのSnapdragon AR2 Gen 1を、世界で初めてスマートグラスに搭載。手軽に6DoFコンテンツを活用できる性能を備えているのが特徴だ。

NTTコノキューデバイスの堀清敬社長は、「眼鏡のような軽い掛け心地ととともに、スマートフォンと無線接続ができるため、取り回しが軽快である。それでいて、中身は空間認識による6 DoF 表現がしっかりとできる性能を持つ。NTTコノキューデバイスとしては初の製品である。グローバルに見ても、ユニークな商品であると自負している。これまでになかった世界を体験してもらいたい」と述べた。

価格は24万8000円。2024年秋に発売する。

NTTコミュニケーションズを通じた法人向け販売のほか、NTTドコモのオンラインショップやレンタルサービスのドコモkikitoを通じた販売展開を計画。Amazonなどを通じた個人向け販売や、ソリューションパートナーを通じた販売も計画している。

9月11日からは、東京・秋葉原の秋原駅構内にあるXR BASEで実機の体験ができる。また、今後はドコモショップの一部でも展示する計画だ。

なお、本体の企画から開発、製造までを日本国内で行っているほか、ソフトウェアやアプリケーションも、NTTコノキューデバイスが開発している。

○まだ世の中に無い、簡単で気兼ねなく利用できるデバイスを

NTTコノキューデバイスは、2023年4月に、NTTドコモの100%子会社であるNTTコノキューと、シャープの合弁会社として設立。個人および法人を対象にしたXRサービス向けのデバイスを開発している。

「メタバースやXRなどのテクノロジーを、世の中の暮らしや企業経営に役立つ価値あるサービスにしたいと考えている。だが、簡単に装着し、気兼ねなくサービスを利用するためのデバイスがない。コノキューグループの事業目的を達成するためにも、世の中にないデバイスを自分たちで作ろうと考えて設立した企業である」とする。

今回発表したMiRZAは、レンズ部分には、LetinAR の薄型ミラーバー方式の光学モジュールを採用。両眼FHD(1920×1080)のMicroOLEDディスプレイを搭載しており、対角45度 の広視野角を実現。最大1000nitsの明るさとなっている。「プリズムを介さない仕組みであるため、ユニットが小型化しているだけでなく、天面のプロジェクターをミラーで反射しており、明るさが減衰しないという特徴を持つ」とした。

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