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地方の生活コストは本当に安いのか? - FPが地方に移り住んで感じたこと 第150回 ふるさと納税・思いやり型返礼品とは?

マイナビニュース / 2024年9月18日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

「都心では物価が高いので、生活していくのが大変だ」または「地方は物価が安いので、生活費が都心に比べてあまりかからない」と世間で言われていることは、本当なのでしょうか。

お金の扱い方について、都心部と地方部では、違いがないのでしょうか。連載コラム「地方の生活コストは本当に安いのか?」では、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際に東京と地方、両方の生活を経験して感じたことを交えながら、お金に関する情報などをお伝えいたします。

ふるさと納税の返礼品というと、米、肉、魚、果物などのその地域ならではの特産品や、日常的に使うトイレットペーパーやティッシュペーパー、タオルなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そして、その返礼品は、自分や自分と一緒に暮らす家族のためだけにあると考える方もいらっしゃるでしょう。

間違いではありませんが、そもそもふるさと納税とは、「自分のため」ではなく、生まれ育った地域や、魅力的と感じた地域を応援するために寄附をする制度です。
あくまでも、返礼品は、寄附を受けた自治体が「お礼」としてするものです。その「お礼」の返礼品も誰かのために役立てるというのはどうでしょうか。

今回は、「自分のためでなく誰かのためになる」ふるさと納税返礼品をお伝えしたいと思います。

○思いやり型返礼品とは?

「思いやり型返礼品」とは、寄附をすることで、自分のためでなく誰かのためになる返礼品や、社会貢献に繋がる返礼品のことです。この思いやり型返礼品を全国に広めるプロジェクトのことを「きふと、」と呼びます。

2017(平成29)年7月に群馬県前橋市が始め、取り組みに賛同した岩手県北上市も2018(平成30)年より開始し、2024年9月現在では、北海道から沖縄まで、全国の多くの自治体が賛同しています。参加自治体については、下記の「きふと、」サイトをご参照ください。
○一般の返礼品

寄附をする→自宅に返礼品が届く
食料品や製品など、地域の事業者の売上に貢献し、地域産業の支援や雇用支援に繋がります。

○思いやり型返礼品

寄附をする→返礼品が誰かのためになる
自分が品物を受け取るのではなく、誰かに返礼品を送ったり(直接支援)、障がい者福祉施設等で作られた品物を受け取ったり(間接支援)することで、地域のNPO(非営利団体)や児童養護施設などの支援に繋がります。
○思いやり型返礼品は4つに分類される

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