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25周年を迎えたサンマルクカフェ、コロナ禍からV字回復を成し遂げた“スイーツ男子”社長に話を聞いた

マイナビニュース / 2024年9月19日 16時45分

画像提供:マイナビニュース

昨今「チョコクロ」を始めとしたサンマルクカフェのメニューが、メディアやSNSで話題にのぼることが増えている。2018年に創業者を失い低迷していた同ブランドが復活した裏には、甘いものが大好きな代表取締役社長、鎌田滋之氏の姿があった。

○創業者が倒れ苦境に陥ったサンマルクカフェ

25周年を迎えるサンマルクカフェが創業したのは、1999年、東京・銀座の1号店だ。創業当時の主力商品はコーヒーとあんぱんだったが、2001年に渋谷の2号店で「チョコクロ」が誕生。その人気から原宿にチョコクロ専門店を展開し、同時に店舗数の拡大もスタートした。現在ではおよそ300店舗を数えるまでに成長し、国内のカフェ市場で5番目の地位にある。

サンマルクカフェの最大の特徴は、他のカフェチェーンのようにセントラルキッチンで調理するのではなく、“店内製造”を行うという点。「ベーカリーカフェ」として見ればNo.1であり、シェア80%以上を占めている。

だが、2018年に創業者である片山直之氏が病に倒れ、経営は迷走状態になり、業績は低迷。さらに2020年からはコロナ禍の外出自粛が追い打ちを掛ける形となり、危機的な経営状態となった。
○外部からやってきた新社長

そんな状況を改革すべく白羽の矢が立ったのが、現・代表取締役社長の鎌田滋之氏だ。

鎌田氏は、広告代理店で働いた後、スターバックス コーヒー ジャパンに所属し、マーケティングや新規事業などを担当。その後、知識と経験を活かすべくサンマルクホールディングスに入社し、2022年にサンマルクカフェの代表取締役社長に就任した。

「実は私自身も甘党で、サンマルクカフェを利用していたんですね。前職のメンバーと会議をしたり、ミーティングをしたりしながら、大好きなコーヒーゼリーパフェを楽しんでいました。銀座の1号店にもよくチョコクロやバターデニッシュを買いに行ったりしていて、非常に親しみがありました。そんな企業が大変な状況にあったので、培ってきた自分の知見を活かして貢献したいという思いがありました」と、鎌田氏は当時を振り返る。

就任時に考えたのは、“創業者の思いを引き継いでいく”ということ。「私たちはお客さまにとって最高のひとときを創造します」という企業理念を大切にし、外から来た人材と中で活躍している人材によって改革に挑んでいった。その結果、サンマルクカフェの業績はV字回復を遂げている。
○ベーカリーカフェへの回帰を目指して

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