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北海道の特産品、生産者探訪 第2回 「岩内町・岩内鰊和次郎」伝統とモダンが時を越えて融合? 北海道の漁師飯が進化した!

マイナビニュース / 2024年10月2日 7時11分

画像提供:マイナビニュース

北海道は美食の宝庫。国内随一の面積を誇るからこそ、その地域ならではの特産品が数多く生み出されています。

ここではお取り寄せできるおすすめの特産品をご紹介。地域の特性と生産者のこだわりが詰まった逸品を、ぜひ味わってみてください。
ニシン漁師町・岩内に伝わる伝統の味が復活!「岩内鰊和次郎」

積丹半島西側の付け根に位置し、日本海に面した港町・岩内町。江戸時代後期に始まり、明治〜大正にかけて黄金期を迎えたニシン漁で栄えた歴史を持つ町です。

その産物が北海道の郷土食、道民の家庭でおなじみの味「糠(ぬか)ニシン」。

当時の漁師たちも、水揚げしたニシンを糠と塩でじっくり漬けて旨味を引き出してから焼き上げ、ご飯にのせて出汁を注ぐ「ニシン茶漬け」を漁師飯として頻繫に好んで食べていたといいます。

岩内に伝わるこの伝統の味を現代風にアレンジして復活させたのが、地元鮮魚店の六代目である「いわない前浜市場」の櫛田泉さんです。

平成28(2016)年、岩内商工会議所から「地域の伝統を生かしたご当地ブランドグルメを作れないか」と相談を受け、「ニシン茶漬け」を地域ブランド化するために始動。

糠ニシンの塩っけを調整したり、小骨が柔らかくなるようにレトルト加工を取り入れたりするなど創意工夫を凝らし、「伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎」の名で商品化を実現させました。

同時に地元の方々とプロジェクトを立ち上げ商品をPR。平成31(2019)年には第26回北海道加工食品コンクールで奨励賞を受賞するなど、その人気はどんどん高まりを見せています。

さらっと食べられるので、〆はこれで決まり!

一番の特徴は、ニシンの旨みと炙りの香ばしさが楽しめることにあります。国内産のふっくらとした糠ニシンに、生姜や昆布で調理した出汁が合わさり、お酒を飲んだ後にさらっと食べられるのもポイントです。

「地域にもともとあった伝統的な食文化に着目することで、岩内の良さを多くの人に知ってもらえたらうれしい。SNSを上手く活用し、全国に知名度を広げていく活動をしていきたい」と、櫛田さんは意気込みます。

YouTubeでは商品の紹介に加え、〝北海道のあるあるネタ〞も投稿されており、中には60万回近く再生されたユニークな動画もあるので、ぜひチェックしてみてください。

ちなみに少し変わった商品名である「和次郎」とは、明治期、岩内に実在した漁師さんの名から付けられています。実はこの方、櫛田さんのご先祖様。岩内円山観音にある三十三観音像には和次郎さんゆかりの像があるので、岩内町を訪れた際には訪れてみてはいかがでしょうか。

「岩内鰊和次郎」は、ECサイト「ゼロワンショップ」や、いわない前浜市場のオンラインショップなどで購入できます。

JP01 心が動く、5感が動く、『北海道発掘マガジンJP01(ジェイピーゼロワン)』。これまで紹介しなかった「まちおこし」「地域資源活用」「着地型体験」を中心に紹介するフリーマガジンです。ECサイト「ゼロワンショップ 」では、北海道を駆け巡ってきた編集スタッフが、各地で見つけた“イイモノ”を販売しています。 この著者の記事一覧はこちら
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