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「自動ブレーキ」でも運転者がブレーキを踏む必要がある? 知っている人は半数以下に

マイナビニュース / 2024年9月19日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

国土交通省が推進する第7期ASV推進計画において普及啓発活動を受託している住商アビーム自動車総合研究所はこのほど、その活動の一環として、国土交通省が行った「令和5年度ASV機能に関する調査」の調査結果を分析し、ASV機能の理解度に見られる特徴などを明らかにした。ASVとは「Advanced Safety Vehicle」(先進安全自動車)を意味する。

○■ASV機能の普及状況

自家用車に衝突被害軽減ブレーキを搭載している人は全体の1/3。全車速ACCやレーンキープアシストを搭載している人は1/4となり、普及が進んでいる状況が明らかとなった。
○■利用状況

自家用車に全車速ACCやレーンキープアシストを搭載している人のうち、利用率は男女で差があった。男性は積極的に利用している一方、女性は特に全車速ACCの利用率が低い。
○■機能の理解度

衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置では、「どちらの機能も警告が鳴ったら、直ちに運転者がブレーキを自ら踏む必要がある」ということを知っている人は全体の半分以下。特に女性は男性よりも10ポイント低い結果となった。  

全車速ACCやレーンキープアシストの機能の理解度については、「どちらの機能も『自動運転』ではなく、運転の責任はドライバーにあるため、よそ見をしてはいけない」ことを知っている人は、自家用車にこれらの機能を搭載している人では9割近くに達するが、トンネルの出口や急カーブでは作動・対応できないことがあるなどの具体的な機能限界については知っている人の率は下がる。
○■男女別・年代別の運転タイプ 

普段の運転に関しては男女に大きな差があり、運転への自信は男性がより強く、かつ年代が上がるほど自信がある人の率が高い。また、男性は女性より「新しい機能は試してみたい」人が多く、女性は男性より「新しい機能は苦手」な人が多い。

また、運転に自信がない人や高齢者として丁寧に接してほしい人ほど、ASV搭載車への乗り換え意向が低い。
○■ASV搭載車に乗り換えない理由

ASV搭載車に乗り換えない理由としては、「買い換えようと思っていないから」が最も多く、特に男性では年代が上がるほどその率が高い。男女とも、70代では「もうすぐ運転をやめるから」という人が多い。全体として2番目の理由は「金額が高いから」となった。
○■先進安全機能に関する情報源

情報源では、男性は60-70代では取扱説明書を読んでいる人が多い一方、若い世代はネットからの情報収集が多い。女性は、すべての年代を通じて「家族・友人」という口コミを情報源とする人が多い結果となった。
○■所感

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