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HORIBA、半導体から肌分析までラマン分光技術活用の新製品を展示 - JASIS 2024

マイナビニュース / 2024年9月19日 16時54分

画像提供:マイナビニュース

2024年9月4日から9月6日に幕張メッセにて開催されていた最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2024」にて、HORIBAグループは「触れる・試せる・未来を語れるHORIBA」をテーマに、注力しているフィールド「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3分野における、同社の技術を融合させた最新ソリューションの展示を行っていた。
完全フルモデルチェンジした粒子径・形状解析装置「Partica」

中でも注目を集めていたのが、レーザー回折・動的画像式の粒子径・形状解析装置「Partica」の完全フルモデルチェンジ版。これまでは主にレーザーで解析していたものを、新たなモデルでは画像形状解析の機能も加えることで、より複合的な情報を同時に解析することを実現するという。

同シリーズとしては20年ぶりのフルモデルチェンジとなり、現在は2025年上期の発売を目指して販売体制を整えている段階とのこと。その特徴は発売前のため非公開とされ、詳細は不明であったが、「たくさんの新機能を搭載しました」とブース担当者は語っており、現在のニーズにマッチしたさまざまな機能を活用することが可能となったものと推測される。

同シリーズは、原液から希薄試料までさまざまな分野において精密な粒子径分布測定を実現しており、CMPスラリーの粒子径分析にも活用することができる。

実際に現行モデルはさまざまな分野のアプリケーションで活用されており、中でも特徴的なのが、少ない異物や凝集も見逃さずに分析できる測定レンジの広さで、この部分は業界の中でも最高峰を実現しているとのこと。また、長時間でも安定した測定が可能で、再現性に関しても優れているとブース担当者は強調していた。

今回のフルモデルチェンジではソフトウェアもリニューアル。これにより使いにくかった操作性も現代にマッチする形となったとする。また、効率化の面では、もともとサンプルを入れてスタートボタンを押す作業以外は自動化されていたため、時間が大幅に短縮されるわけではないものの、既存モデルをすべての顧客が使いこなせていたかというと必ずしもそういうわけではなかったとし、ソフトのリニューアルにより、専門的な知識がなくても直感的な操作で自分好みの設定で使用することができるようになり、利便性の向上が期待できるという。ちなみに、もし既存のソフトを使い慣れている場合は、既存ソフトのまま提供することも可能だとしていた。
ライフサイエンス分野の新製品群も展示

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