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2024年第2四半期のエンタープライズSSD契約価格は前四半期比25%以上の上昇、TrendForce調べ

マイナビニュース / 2024年9月20日 6時17分

画像提供:マイナビニュース

laed=TrendForceによると、2024年第2四半期のエンタープライズSSD市場は、平均価格が前四半期比25%以上の上昇となった結果、SSDサプライヤ各社の売上高合計は同50%以上の増加となったという。

TrendForceによると、2024年第2四半期のエンタープライズSSD市場は、NVIDIA GPUの導入増加ならびにAI分野のストレージ需要の高まりに加え、およびサーバサプライヤからの需要増も加わったことで供給不足となり、平均価格は前四半期比25%以上の上昇となった結果、SSDサプライヤ各社の売上高合計は同50%以上の増加となったという。

第3四半期も北米のクラウドサービスプロバイダ(CSP)からの需要が継続して増加しており、サーバサプライヤも注文を減らす動きを見せていないため、エンタープライズSSDの調達量も増加。供給不足が続くことから、TrendForceでは契約価格も同15%上昇となり、SSDサプライヤの売上高も前四半期比で約20%増となると予測している。

市場回復の最大の受益者はSamsung

北米の在庫調整は2024年初頭に終了し、企業のAIストレージインフラへの投資が進んだことを背景に、シェアトップのSamsung Electronicsは包括的な製品ラインアップによる競争力の維持を進めた結果、同セグメントの売上高は前四半期比39.2%増の24億8000万ドルを記録したという。

TrendForceでは、第3四半期もCPSがGPUの確保に動き、併せてエンタープライズSSDの購入も増やすと見ており、並行してSamsungのPCIe 5.0対応製品の顧客認証の取得が進むことで、売上高は前四半期比20%以上の伸びを見せると予測している。

業界2位のSKグループは第2四半期において、QLCエンタープライズSSDの最大手サプライヤであるSolidigmが恩恵を受けたほか、SK hynixもサーバ顧客からの注文を増やした結果、グループ全体の売上高は同59.5%増の18億2400万ドルとなった。Solidigmの生産能力拡大と、2024年後半に向かって大容量製品の受注の高まりから、売上高も増加していくと予想している。

3位のMicron Technologyは、2023年より量産を進めてきた大容量製品の出荷数量を2024年第2四半期に伸ばしており、サーバ顧客からの注文増加と相まって売上高を同108.8%増の7億8000万ドルに伸ばしてた。同社は大容量SSDの注文増加に伴い、製品の重点をPCIeに移している。

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