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『虎に翼』桂場役の松山ケンイチ、団子も用いて感情を表現「仏頂面が基本形なので…」 独自の役作り明かす

マイナビニュース / 2024年9月20日 12時0分

画像提供:マイナビニュース

●「武士の精神」を取り入れた役作り
いよいよ最終週を迎える連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)。本作で伊藤沙莉演じる主人公・寅子の上司・桂場等一郎役を演じている松山ケンイチが、役への独自のアプローチ方法について語った。

本作は、日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした主人公・寅子の人生を描く物語。松山演じる常に仏頂面で堅物の桂場は、かなりの切れ者で、これまでに何度か寅子をサポートしてきた。桂場の志は高く、何よりも司法の独立を重んじてきたが、理想を追求しすぎることで亀裂も生じてきた。問題山積みの最終週で、果たして桂場はどんなジャッジを下していくのか。

人気と実力を兼ね備え、常に入念なアプローチをして現場に臨むことで知られる松山。桂場の役作りについては「武士の精神」を取り入れたと明かす。

「最初に桂場を演じる上で、いろいろとリサーチしたり、監督と話し合ったりする中で、桂場のモチーフになった方が小さい頃から剣道をされていたようで、ずっと武道に携わった人だったのなら武士の精神を桂場に取り入れたいなと思いました」

折しも、『虎に翼』の撮影に入る前に、大河ドラマ『どうする家康』(2023)で本多正信役を演じていたことも大きかったようだ。

「ある意味、武士は男性特有のものなので、男性社会での立ち振る舞いや生き方、考え方みたいなものを入れ込みたいと思いました。もちろん女性に対しての厳格さは、男性に対しても同じだったと思いますが、実際に物事をどう考え、どう向き合っていくかという覚悟を、すごく研ぎ澄まさせていきました」

「司法の独立」を保つことは決して容易ではないが、桂場は頑なにそこをこだわり続け、自分の考えを押し通そうとする。

「彼は、司法の独立のために生きているみたいなところもあるので、ちょっとでもそこがぶれるわけにはいかないと、自分を律しているのではないかと。また、司法に携わる人に対してもそういう考えを持っていてほしいと思っているのかもしれません。司法の独立がないと三権分立も成立しないので、すごく厳格にならざるを得ないのかなと」

松山自身と役との共通点や相違点を問われると「僕は桂場ほど考えて生きていないし、周りの常識やルール、法律みたいなことも受け入れつつ、その中で自分がどう心地良く幸せに生きていくのかを考えていたいので、桂場とは全然違います。僕は法律自体を変えてやる! とか、自分で意見を言って、その幅を広げていくというような生き方はしてないし、すごく緩さを持って生きているような気もします」と自身を分析。

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