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窓辺の小石 第184回 Survival、わが友eSIM

マイナビニュース / 2024年9月20日 16時7分

画像提供:マイナビニュース

先週の月曜日朝のことである。体調不良で病院に行ったら、その場で入院することになった。問題は、入院の準備をまったくしていなかったこと、入院先の病院には、Wi-Fiなどのインターネット設備がなかったことだった。

コロナ禍とその影響もあって、筆者の「モバイル環境」は「縮退」気味だった。海外に出れば、現地でSIMを調達するか、事前準備したものを使う。普段は、自宅で籠もりっきりで仕事をしていて、国内では、ちょっとした外出のみなので、それほど贅沢な通信環境は必要なかった。現時点で保有していたのは、データ通信専用SIM、3ギガバイト/月(ただし追加は可能)、スマホの通話用SIMは1ギガバイト/月だった。

筆者の「運が良かった」点は、完全ではないものの、すでに必要機材がカバンに入っていたこと、PCにSIMが装着済みであるなど、物理的なモバイル環境が整っていた点だ。もし、これらがバラバラになっていたら、必要機材のリストを作り、家人にSIMや機材を捜索してもらうという「罰ゲーム」の様なことをさせなければならず、果たして環境が整っていたかどうか。やはり「備えあれば憂いなし」である。

問題はもう1つ。通信環境の整備である。1+3ギガバイト/月は、たまの外出であれば、十分にカバーできる通信容量だが毎日の仕事には全然足らない。実際、入院中に仕事していたら1日あたり1ギガバイト以上を消費した。結果的に入院は8日間、トータルで10ギガバイトほど消費した。実は未整備の環境がアダとなり、IMAPサーバーの同期を行ってしまい、2ギガバイトほど「溶かして」しまった。このような環境では、事前にまとめてチャージしてしまうと、こうした事故に遭いやすい。面倒だが消費したらチャージを繰り返すほうが無難だ。

初日は、何とかなったが、翌日から、すべての通信が低速となり、仕事に差し支える状態になった。筆者は、データファイルをOneDrive経由で共有し、執筆に必要な情報もすべてクラウド側に置いている。まっさらのマシンであっても、通信さえ可能ならば、必要な情報がすべて手に入る。逆にいうと、通信ができないと何も手に入らない。ノートPCの環境整備も中途半端なままで、OneDriveも同期させていない状態だった。

契約中のデータ通信では、1ギガバイトの追加が2000円と全然安くない。そこでノートPCに内蔵されているeSIMを使うデータ通信契約を追加することを考えた。これなら、SIMの郵送などなしにすぐに通信が開始できるはずだ。

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