猫型配膳ロボットのPudu Robotics、セミヒューマノイドロボット「PUDU D7」発表

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ファミリーレストランなどで見かける機会が増えた猫型配膳ロボットで知られるPudu Robotics Japanが、人間の上半身を再現したセミヒューマノイドロボット「PUDU D7」を発表した。PUDUが2024年5月に発表した「セミヒューマノイドロボット」コンセプトに基づき開発したもので、本格的な商品化は2025年の予定となっている。

「PUDU D7」は、人間のような上半身、ロボットアーム、全方向シャーシを組み合わせたセミヒューマノイドロボット。高度な機動性と器用さを持ち、飲食店/宿泊施設のようなサービス業、倉庫/工場のような工業において複雑なタスクに対応できるロボットソリューションとなっている。

本体サイズは身長165cm、体重45kgで、バイオニックアームは65cmまで伸びる構造。アームの自由度は30だが、精度の高いアタッチメントを装着すれば自由度を50まで拡張できる。持ち上げられる重さは10kgで、終点精度は0.1mmと精密動作も可能だ。1kWhを超えるバッテリを搭載し、連続稼働時間は8時間以上。360度の全方位移動のほか最高速度2m/秒での走行にも対応。10度までの傾斜なら安定して走行できる。

「PUDU D7」には、データ駆動型の具現化された知能と高度なAIモデル戦略を融合するよう設計された多層インテリジェンスシステムを搭載。「高レベルプランニング」と「低レベルプランニング」と呼ばれる階層型制御システムを採用することで、抽象的で戦略的なタスクとリアルタイムの感覚に基づくアクションの両方を管理できる。この階層型アプローチにより、複雑なサービスを理解して対応できるだけでなく、時間の経過とともに継続的に学習していき操作を改良できるとしている。
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