iOS 18で「筆算」する方法

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iOS 18の新機能といえば、カスタマイズ性が向上したホーム画面、デザインが一新されたコントロールセンターが頭に浮かびますが、標準装備のアプリを忘れてはいけません。たとえば、定番アプリのひとつ「計算機」は、通貨や長さなどの単位を換算する機能が追加されるなど目を見張る進化を遂げています。

計算といえば、メモアプリに追加された「筆算機能」も見逃せません。メモアプリには、画面上をなぞったとおりに線を引く描画機能が用意されていますが、数字や演算記号を用いた手書きの数式をAIが認識し、そのとおり計算してくれるのです。

この筆算機能、かなり便利に使えます。足し算や引き算といった四則演算はもちろんのこと、平方根やべき乗、三角関数を用いた数式も認識してくれます。特に、これまで電卓アプリでは対応が難しかった分数の計算がかんたんに行えるのは画期的です。

使いかたはかんたん。メモアプリを起動し、鉛筆の先の形をしたマークアップボタンをタップします。ペン先を選び数式を入力、「=」を手書きすると認識された数式が表示されます。「問題を解く」ボタンをタップすれば、数式の入力に用いたペン先と同じ線の太さで右項に計算結果が描画されます。

計算結果は、計算結果だけをコピーすることも、数式と計算結果をまとめてコピーすることも可能です。メモアプリには手書き文字/画像としてペーストされますが、その他のアプリにはプレインテキストとしてペーストされるため、メールやチャットでそのまま利用できますよ。
○操作手順をカンタン解説

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
（海上忍）