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「井上尚弥vs.中谷潤人」はあるのか? スーパーファイト実現の可能性を探る─。

マイナビニュース / 2024年9月25日 7時30分

中谷は、こう話している。
「(そんな話が出ることは)とても光栄。まだまだですけど、一試合一試合しっかりと勝って、(ファンの)皆さんの期待が大きくなれば自ずと実現すると思う」

対して井上は言った。
「(中谷は)正統派のボクサーというイメージ。僕は、このままのスタンス(スーパーバンタム級王座防衛路線)で行くので、彼がそのステージに上がってくれば対戦相手候補の一人になる。
でも、どうかな。(弟の)拓真は結構、クセ者ですよ」

現時点での中谷の目標は、「世界バンタム級4団体王座統一」。
そして、闘いたい相手にWBA王者の井上拓真(大橋)を挙げている。
10月13&14日、東京・有明アリーナ『Prime Video Boxing 10』で 二人は、それぞれ王座防衛戦を行う。その結果次第だが、「中谷潤人vs.井上拓真」が来年前半に組まれる可能性は十分にある。互いに『Prime Video Boxing』を主戦場としており交渉に支障がないからだ。

ファン待望のバンタム級頂上対決が、実現すれば面白い。
総合力で中谷が上位と見るが、勝負はやってみないと分からない。中谷が敗れたならモンスターとの対決は遠のく。だが中谷が勝利すれば、夢対決を望む声はさらに拡大されよう。
その後、中谷がWBO王者の武居由樹(大橋)と闘い勝ち抜いたなら「vs.大橋ジム」の構図もでき、タイミングよく階級を上げ井上尚弥に挑めばドラマ性にも富む。

時期は来年末、もしくは2026年春か。
勿論これは、「モンスター」と「ネクスト・モンスター」の両者が勝ち続ければの話だが、実現に至るなら今世紀2度目の「東京ドーム決戦」濃厚だ。

文/近藤隆夫

近藤隆夫 こんどうたかお 1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等でコメンテイターとしても活躍中。『プロレスが死んだ日。~ヒクソン・グレイシーvs.高田延彦20年目の真実~』(集英社インターナショナル)『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文藝春秋)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『柔道の父、体育の父 嘉納治五郎』(ともに汐文社)ほか著書多数。
『伝説のオリンピックランナー〝いだてん〟金栗四三』(汐文社)
『プロレスが死んだ日 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦 20年目の真実』(集英社インターナショナル) この著者の記事一覧はこちら
(近藤隆夫)



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