堀田真由、令和の今『若草物語』を届ける意義「女性の苦労に寄り添える物語だからこそ」

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日本テレビ系ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(10月6日スタート、毎週日曜22:30～)の制作発表会見が22日、都内のスタジオで行われ、堀田真由、仁村紗和、畑芽育、長濱ねる、一ノ瀬颯、渡辺大知、深田竜生が出席。堀田が、令和の今に『若草物語』を放送する意義を語った。

○モラハラ気質役「脚本を見てびっくり」

アメリカの作家、ルイーザ・メイ・オルコットが手がけた不朽の大ベストセラー『若草物語』を原案に、舞台を大胆に現代の日本に置き換えて描かれる同ドラマ。ストーリーの中心となる町田家の四姉妹を、堀田真由(次女)、仁村紗和(長女)、畑芽育(四女)、長濱ねる(三女)が演じる。

堀田は「『若草物語』は、いろんな形で命が吹き込まれて映像化されているので、また新たに令和版ということで原案をお借りするというのは、ちょっと不安な気持ちもあったんですけど、撮影が始まると、現代の女性の苦労に寄り添える物語だからこそ、今やるのがふさわしいストーリーなのかなと思っています」と作品を捉える。

それを象徴するキャラクターの一人が、長女・恵のモラハラ気質な彼氏・小川大河。演じる渡辺大知は「役ですからね!」と強調しながら、「モラハラ気質で、いらんこと言っちゃいまくってるんですよ。脚本を見てびっくりしたんですけど、自分もイライラってするようなことがあるんです。文字で読むとすごくよろしくない、このご時世に何を考えてるんだろう、しかもドラマでこれを本当に言うつもりか!?というのもあるんです」と、衝撃のセリフを予告する。

そんなセリフでも、「今までのキャリア・経験を全部駆使して、そんなに悪く聞こえない絶妙な言い方で伝えようかなと思っています」と意識した上で、「このドラマを見て、“自分もこういうことを言ってしまっているかもしれない”という方のための反面教師となれば。僕はカメラに向かって“自分の胸に問いただしてみろ”という思いです」と意気込んだ。
○自分自身と対話する時間が増えた

そして最後に、堀田は「『若草物語』で涼を演じて、幸せとか大切なものとかについて、自分自身と対話する時間が増えました。幸せってそれぞれに基準があって、正解や不正解がないと思ってはいるんだけれども、やっぱり世の中に出て見ると、他人と比べて劣等感を覚えてしまったり、みんなが思ってる幸せや夢を持たなければいけないんだという焦燥感もあると思うので、“自分らしさ”と一言で言っても、なかなか自分らしくいることは難しいと思っているんです。ですが、この『若草物語』に出てくる登場人物たちが、自分たちの人生を悩みながらもがきながら、そして失敗もたくさんしながら成長していく姿が、視聴者の皆さんにとって、背中を押してくれるものになるんじゃないかなと思いますし、自己肯定感をすごく上げてくれる物語になってると思います」と呼びかけた。
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