1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

地方の生活コストは本当に安いのか? - FPが地方に移り住んで感じたこと 第151回 地方で暮らす親を見守ってくれる自治体のサービスを活用しよう

マイナビニュース / 2024年10月2日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

「都心では物価が高いので、生活していくのが大変だ」または「地方は物価が安いので、生活費が都心に比べてあまりかからない」と世間で言われていることは、本当なのでしょうか。

お金の扱い方について、都心部と地方部では、違いがないのでしょうか。連載コラム「地方の生活コストは本当に安いのか?」では、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際に東京と地方、両方の生活を経験して感じたことを交えながら、お金に関する情報などをお伝えいたします。

日本の総人口は、2023(令和5)年10月1日時点で、1億2,435万人。65歳以上の人口は、3,623万人。総人口に占める65歳以上の人口割合は、約29.1%です。国立社会保障・人口問題研究所の「日本将来推計人口(令和5年推計)」に推計結果によると、2070(令和52)年には、2.6人に1人が65歳以上、約4人に1人が75歳以上になるというデータがあります。

また、65歳以上の一人暮らしの人は、男女ともに増加傾向にあり、1980(昭和55)年には、65歳以上の男女それぞれの人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%でしたが、2020(令和2)年には男性15.0%、女性22.1%となり、2050(令和32)年には、男性26.1%、女性29.3%となると見込まれています。

引用:内閣府「令和6年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)-【第1節】高齢化の状況及び【第2】高齢期の暮らしの動向」

自分の親は、「現役で働いているから大丈夫」、「健康そうだから大丈夫」、「まだ65歳未満だから大丈夫」などと思い、高齢に向かっている親の状況について目を背けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

親が、自分とは別世帯で元気に暮らしていたとしても、いずれは、親の生活のサポートが必要となる日がくるでしょう。

とはいえ、一人暮らしの親の生活が心配になったとしても、子の生活までも大きく変えることは難しいのが現実です。そこで、自治体の高齢者向けサービスを活用してみるのはいかがでしょうか。今回は、「一人暮らしの親」の生活をサポートしてくれる自治体のサービスについてご紹介します。

○■北海道奥尻郡奥尻町「高齢者の見守りサービスの費用の一部を助成」

対象者:一人暮らしの高齢者等
対象となるサービス:利用を希望する人が自らサービスを選択する。
(例)・カメラやセンサー(電球やポット)などを設置する見守りサービス
  ・訪問や宅配、電話、ホームセキュリティなどによる見守りサービス
助成額:以下の【1】または【2】のいずれかの額を限度とする。
【1】初期費用:2万4,000円
【2】月額利用料12カ月分、もしくは、1万5,000円の、いずれか低い方の額
注意点:助成は、高齢者等1人につき1回が限度となる。
>高齢者の見守りサービス
○■宮城県塩竃市「高齢者あんしん見守り支援事業」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください