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TataとADI、インドでの半導体製造の協業可能性の模索に向けた戦略的提携を発表

マイナビニュース / 2024年9月24日 20時8分

画像提供:マイナビニュース

Analog Devices(ADI)とインドTataグループのTata Electronics、Tata Motors、Tejas Networksは、インドにおける半導体製造の機会を模索し、電気自動車(EV)やネットワーク・インフラストラクチャなどといったTataグループが手掛けるアプリケーションにADIの製品を使用するための基本合意書(MoU)に署名したことを発表した。

また、ADIとTataグループは、戦略的ロードマップのすり合わせに関する協議を行うことにも合意。これらの事業協力は相互有益に結びつくことが期待されており、インド国内および世界の消費市場に向けた、エレクトロニクス製造エコシステムをインドで確立する重要な一歩となると両社は説明している。

すでにインドでは、Tata Electronicsが総額110億ドルを投じる形で、同国グジャラート州ドレラにインド初となる半導体工場の建設が計画されているほか、Tata Electronicsではこの前工程工場建設とは別に30億ドルを投じて、アッサム州ジャギロードに半導体チップの組み立てとテストを行う後工程施設(OSAT)の建設も予定している。

なおTata ElectronicsとADIは今後、これら前工程およびOSATにおいて、ADI製品を製造する事業機会を模索する意向を示しているほか、Tata MotorsとADIは、商用車および乗用車の両事業における蓄電ソリューションおよびパワー・エレクトロニクス向けの電子ハードウェア部品への参入機会を模索する意向、ならびにTejas NetworksとADIは、ネットワーク・インフラストラクチャ向けの電子ハードウェア部品への参入機会を模索する意向をそれぞれ示しているという。
(小林行雄)

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