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ジンバル搭載Webカメラ「Insta360 Link 2」レビュー AIで音声をクリアに、価格も安く

マイナビニュース / 2024年9月24日 22時0分

9:16比率の縦長動画を撮影するポートレートモードにも対応しており、別売の三脚を使えばショート動画の撮影やモバイル向けのライブ配信も容易になります。横長の映像をクロップして縦長にするのではなく、4K/30pのフル画質で縦長動画が撮影できるので、縦長動画でもクオリティを追求したい人も満足できます。

マイクの改良で周囲の騒音を取り除けるように

今回大きく改良されたのがマイク。マイク自体はモノラルですが、上部の開口部を見ると従来よりも大型化されたようで、基本的な音質をアップ。さらに、AIを用いた3種類の高音質化機能を新たに追加したのがポイント。静かな環境で自分の声をより明瞭にする「ボイスフォーカス」、AIが周囲の騒音や人の声を除去する「声の抑制」、ライブなどで周囲の音と自分の声を両方ともバランスよく収録する「音楽モード」の3種類です。

周囲が騒々しい状況で「声の抑制」にすると、自分が話し出した途端に自分の声のみをとらえるようになり、周囲の騒音がフィルタリングされて聞きやすくなりました。自分の声はデジタル処理された感じになりますが、確実に自分の声だけを相手に届けられるため、静粛な状況が確保できない状況でミーティングや商談をする機会の多い人には有用だと感じます。

コスパの高いLink 2C、謎の進化を遂げそうなLink 2

2機種のラインナップになったInsta360 Link 2シリーズ、やはりジンバル搭載のInsta360 Link 2が目を引きますが、2万円台半ばで購入できるInsta360 Link 2Cはバランスのよさが光ると感じます。人物の追従はデジタルズームとなるので多少動きがぎこちないものの、動き回ることのないWeb会議であればInsta360 Link 2とそん色のない性能が得られます。

ちなみに、ジンバル搭載のInsta360 Link 2の底面には、標準で付属する台座では使われない謎の端子とくぼみが用意されています。Insta360の担当者によると「ほかの製品やアクセサリーと組み合わせて使うためのインターフェースで、対応アクセサリーは開発中」とのこと。将来的には、Insta360 Link 2が単独で動作するジンバルカメラとして使えるようになるかもしれません。将来性を買うなら、Insta360 Link 2を奮発するのもアリです。

WebカメラはほとんどのノートPCに搭載されていますが、MacBookシリーズなど一部の機種を除けば「画質や音質、使い勝手は最低限の性能しかない」ことを忘れてはなりません。ビジネスや就職、面接などで相手によい印象を与えたいと考えるならば、ちょっといい靴やスーツ、筆記用具を揃えるように、Webカメラもいいものを備えておくのも悪くないでしょう。

磯修 いそおさむ 1996年、アマチュア無線雑誌で編集者としてのキャリアをスタートし、その後パソコン雑誌やWeb媒体の編集者としてデジタル分野の記事を担当。2018年からマイナビニュース・デジタル編集部に加入。専門分野はカメラ、アップル製品とエコシステム、スマートフォン、デジタル家電関連、PCキーボード。画像生成AIなどAIまわりの進化の速さに追いつくべく奮闘しつつ、自身でよい写真を撮影することも心がけている。ニガテな動画撮影は鋭意勉強中。猫が1匹います。 この著者の記事一覧はこちら
(磯修)



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