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「ストレージをAIの土台に」 - ネットアップが「INSIGHT 2024」を開催

マイナビニュース / 2024年9月26日 15時0分

一方で、シンプルさと性能のバランスの両立を求める声があり、最新のASA A-Seriesではシンプル、パワフル、アフォーダブル、と3つの特徴で顧客のニーズに応える。数分での展開、数秒でのプロビジョニングなど設定が容易で、スケールアップだけでなくスケールアウトも可能だ。

Singh氏は「VMwareやデータベースアプリケーションを高速化する。数百万IOPSのスループット、1ミリ秒未満の一貫したレイテンシを実現、市場をリードする」と説く。99.9999%の可用性保証、ランサムウェア復旧保証もある。

価格については「平均して競合より最大50%は抑えた。ONTAPでデータ管理をオフロードすることでVMwareのコストを最大25%抑えることができ、ハイブリッドあるいはディスクベースのブロックストレージをオールフラッシュにモダン化できる」と付け加えた。

エンタープライズストレージでは、セカンダリストレージも拡充し、「FAS70」と「FAS90」を発表した。

AIをデータに近づける

AIでは、AI向けインフラ、AI向けのデータエンジン、AI向けのデータサービスの3つで、NetAppの戦略や新機能を説明した。

Bhela氏は、そのアプローチについて「AIをデータに近づける。これにより目指すのは、“エンタープライズAIの民主化”。NetAppのストレージをAIのデータファウンデーションにすることで、あらゆる企業が簡単にAIを活用できるようになる」と述べている。

詳細を説明した、NetApp プラットフォーム担当SVP兼ゼネラルマネージャのKrish Vitaldevara氏はAI向けのデータエンジンで、1TB/秒のスループットを誇る最新のハイエンドでA90を含む「AFF A-Series」を紹介した。

Amazon S3やpNFS(パラレルネットワークファイルシステム)などの標準プロトコルを利用でき、ベンダーロックインを回避できるという。同製品とONTAPは大規模AIインフラのプラットフォームである「NVIDIA DGX SuperPod」の認定を受けるプロセスに入っている。

このほか、LLM(大規模言語モデル)のトレーニングなど、パフォーマンスを求める用途については「分散ストレージアーキテクチャ」をONTAPに導入する。これにより、ストレージバックエンドの共有が可能になり、ネットワークの利用とフラッシュのスピードを最適化でき「スループットを大幅に改善できる」とのことだ。

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