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アメックスがスモールビジネス支援で地域活性化に貢献する「SHOP SMALL」とは?

マイナビニュース / 2024年9月26日 19時3分

この日、壇上では「IKOUポータブルチェア」を紹介。コンパクトに折り畳めて持ち運べる障害児専用の椅子だった。松本氏は、開発の経緯について「従来の福祉機器としての椅子は大きくて重く、とても持ち運ぶことはできません。外出先で使える椅子がないために、これまで障害児とその家族は行動範囲を制限されてきました」と説明。そこでIKOUポータブルチェアを発売したところ、利用者からは「お出かけの回数が増えた」など、たくさんの喜びの声が寄せられたという。ブランドではその後も、肌への優しさと吸水速乾を両立したよだれかけの「IKOU Bib」、天然素材の心地よさにこだわった「IKOUキッズウェア」などを開発している。

○北海道音威子府村の牧場が営むジェラート店

一方で、北海道の音威子府村にて牧草からこだわって生産した生乳を使ったジェラート店を展開しているのはGelateria the GreenGrass代表の名徳知記氏。地域の高齢化にともない、現在、村内では唯一の酪農家となっている。ジェラート店を開店したのは2023年のこと。たちまち評判となり、人々の交流の場になり、これを目当てに訪れる旅行者も増加した。ひいては"北海道で一番小さな村"の雇用を増やすことにも成功したそうだ。

「子どもの頃から甘いものが好きで、お菓子の国に住むことを夢見ていました。大学で農業経営を学んだ後に就農したんですが、将来的には、牧場のミルクを使って何かを作りたい気持ちがあった。オープンに際しては、村民の方をはじめ、役場、農協、商工会の方たち、たくさんの人に協力いただいたほか、いくつかの嬉しい偶然も重なったんです。これからもジェラート店を通じて、村を応援していければと思っています」と名徳氏。

今後、RISE with SHOP SMALで獲得した500万円は、どんなことに使う予定だろうか? そんな質問に、松本氏は「障害者の課題を解決する商品に振り切ってしまうと、プロダクトを量産できません。そこでIKOUブランドは、これからも障害のある子もない子も包み込む、子ども向けのインクルーシブ・ブランドとして展開していきます。今回いただいた資金を活用して、専門の方たちのサポートも受けながら、皆さんが使いたいと思う商品の開発に役立てていければと思っています」、名徳氏は「いまは砂利敷の上に店舗が建っているだけの状態です。お年寄りやお子さんが歩きやすいように道を舗装し、また看板も立てたいと思います。地域のコミュニティの中核になるような場所にしていけたら」と説明していた。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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