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テラスカイなど3社、「ERP Cloud 360コンソーシアム」設立 - クラウドERPを促進

マイナビニュース / 2024年9月26日 20時15分

画像提供:マイナビニュース

テラスカイは9月26日、オンラインとオフラインのハイブリッドで記者説明会を開き、シナプスイノベーション、チームスピリットと協力して、AIを活用した中堅企業向けクラウドERP(Enterprise Resources Planning)の促進を目的に「ERP Cloud 360コンソーシアム」を設立すると発表した。

自律型AIの活用が中堅企業の課題を解決する

近年、働き方やビジネスモデルの変化などによりDX(デジタルトランスフォーメーション)の機運が高まっており、ERPの市場規模は拡大しつつあるほか、オンプレミス型ERPから低コストで比較的簡単に導入できるクラウドERPへのシフトが進んでいる。一方で、中堅企業では自社の規模に合った機能を適正な価格で利用できる、日本の商習慣に合った使いやすいクラウドERPの選択肢が限られていることが課題となっているという。

テラスカイ 取締役 専務執行役員 製品事業ユニット長の山田誠氏は「中堅企業が抱える課題としては新たな変化に対応する能力や収益改善、新規事業の立ち上げなどがあり、ERPを用いて経営基盤の強化を支援する。労働人口の減少も進みつつあり、この不足を補うために自律型AIの活用が必要になる」と述べた。

また、同氏は「予測型AI、生成AIといったAIは、あくまでも人がベースだったが、これからは人と一緒のように自律型が求められている。AIにより、無限の労働力を手に入れ、労働力から解放されたらという世の中を目指すため、コンソーシアムの設立に至った」と話す。

ERP Cloud 360コンソーシアムは、Salesforce AppExchangeアプリケーションである各社の持つ業務に特化した製品を「ERP Cloud 360」としてSalesforceプラットフォーム上に一元化することで、顧客企業の経営判断を迅速化する最適なERPソリューションを提供する。

山田氏は「オールインワンのクラウドERPの中堅市場では選択できる製品が少ないため、統合されたERPを提供していく。今後、ERP市場も伸長が予測されている」と力を込めた。

各社の製品で構成された「ERP Cloud 360」

ERP Cloud 360は、Salesforceプラットフォームを共通基盤とし、コストを抑えたアプリケーション開発の実現やAIをはじめとした最新技術の活用により、中堅企業の抱える課題の迅速な解決を目指す。コンソーシアムは、技術情報の共有や各社の業務システムを連携させるための交流の場として設立している側面もある。

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