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『イッテQ!』に「手越祐也復帰」のシビアな背景 日テレの変化と旧ジャニーズ退所者に与える影響とは

マイナビニュース / 2024年10月1日 17時0分

現在の日テレは「コア層の個人視聴率を得るための最善なキャスティングをしていく」という妥協なきスタンスなのだろう。その点、手越は多少の否定的な声こそあっても、話題性の大きさで数字につながるかもしれないという期待感がある。
○これくらいのトライは当然のレベル

他局以上になりふり構わぬ制作姿勢に見えるが、ビジネスである以上、本来はこれが当然の戦略。動画配信サービスやYouTubeはもっと自由かつ大胆、露骨かつ不敵なキャスティングをして影響力を高めようとしているのだから、民放ばかりが窮屈な思いをしている場合ではないだろう。

特に日テレは9月18日の改編説明会で、4月クールの視聴率がふるわなかったことや戦略の見直しを明かしており、なりふり構わず数字を追い求めるという制作姿勢がうかがえる。

手越の起用に関しても、「これくらいのトライは当然のレベル」であり、「うまくいかなければ次は呼ばなければいい」というだけの話にすぎない。そもそも『イッテQ!』にSTARTOの所属タレントはほぼいないだけに、「過去の実績があり、禊ぎとして認められそうな一定期間が過ぎ、本人のモチベーションが高いのなら、一度試す価値はある」のは確かだ。

『イッテQ!』に限らず旧ジャニーズの退所者とSTARTOの所属タレントは「同日出演」というだけで、パフォーマンスでコラボしたり、トークを交わしたりなどのシーンは極めて少ない。昨年からの反動で、現在は「同日出演」というだけで話題性につながっているが、この程度の仕掛けでは年内にも飽きられるだろう。

ただ、日テレに限らず放送収入減に悩まされる現在の民放各局なら、視聴率や配信再生数を取るためにコラボやトークなどの一歩進んだ共演を進めていくのではないか。

手越のような単独出演も同様で「退所者の民放出演は普通」というムードになり、ネット上で騒がれることは減っていくはずだ。手越は退所者の中でも、たびたび週刊誌をにぎわせるなど「好感度の低さから最も復帰は難しいのではないか」とみられていた。

しかし、今回の出演予告が報じられると、「手越ってそんなに悪いことしたの?」「当時はコロナ禍に突入したばかりで異様な懲罰ムードだった」などの擁護の声も目立っている。「手越でこのくらいの反応なら、他の退所者をもっと呼んでもいいかもしれない」と感じたテレビマンは多いかもしれない。

●「内村光良」は手越のリスクヘッジ
9月29日に放送された『イッテQ!』の予告映像は3本あった。

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