BMWが新型「M5」発売! 電動化でモンスターに変身? 価格据え置きの理由は
マイナビニュース / 2024年10月2日 16時9分
BMWの新型「M5」が日本で発売となった。最大のトピックはM5の長い歴史で初めて電動化を果たしたこと。4.4LのV型ツインターボエンジンに超強力なモーターを組み合わせた走行性能は、もはや「モンスター」級なのだという。どんなクルマなのか実物を取材してきた。
Mは販売台数が増加中
「M」は「走る、曲がる、止まる」の基本性能を鍛え上げ、モータースポーツの知見と技術を盛り込んだBMWの高性能モデル。同社が掲げる「駆けぬける歓び」を体現するクルマだ。ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長の長谷川正敏さんによると、Mの販売台数は2022年が17万台超、2023年が20万台超でセグメントとしては成長しているそうだ。
新型M5のトピックは同モデル史上初の電動化を果たしたこと。具体的には4.4LのV型8気筒ツインターボエンジンに22.1kWhのリチウムイオンバッテリーとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車(PHEV)になっている。エンジンの性能は最高出力585PS(430kW)/5,600~6,500rpm、最大トルク750Nm/1,800~5,400rpm。モーターは197PS(145kW)、450Nmを発揮する。
V8エンジンと6気筒エンジンが一緒に載っているようなもの?
M5を担当するプロダクト・マネージャーの御舘康成さんによれば、モーターの最大トルク450Nmは高性能な6気筒エンジンと同等の動力性能であるとのこと。V8エンジンに6気筒エンジンを組み合わせたかのようなパワートレインを積むクルマというのがどんな風に走るのか、話を聞くだけだとちょっと想像もできないが、長谷川さんは新型M5について「ドライビングマシンというより、ほとんどドライビングモンスター」だと紹介していた。新型M5のシステムトータルの動力性能は最高出力727PS(535kW)、最大トルク1,000Nm、停止状態から100km/hまでの加速に要する時間(いわゆるゼロヒャク加速)は3.5秒。
電動化の弱点はクルマが重くなること。そもそもバッテリーは重いものだし、PHEVとなるとエンジンとモーターの両方を搭載しなければならないので、重量増は避けられない宿命だ。どんなにパワーを上げても、車体が重ければスポーツカーは速く走れない。
ただ、新型M5については、そのあたりの対策に抜かりはないというのが御舘さんの説明。例えば重たいバッテリーは、ホイールベース(前輪と後輪の間)の内側にレイアウトしている。重心点に近い場所に重いパーツを置くことで、クルマの重量のバランスをよくする工夫だ。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
新型『BMW M5』が登場 “史上最強”のMモデル、プラグイン・ハイブリッド「M HYBRIDシステム」を搭載で1998万円
ORICON NEWS / 2024年10月2日 19時0分
-
BMW『8シリーズ』、生産終了を記念した豪華装備の「ファイナルエディション」発売
レスポンス / 2024年9月25日 16時15分
-
フォード『レンジャー』にPHEV誕生、690Nmの強トルク&電動工具も使える「プロ仕様」
レスポンス / 2024年9月24日 18時0分
-
ルノーと吉利の合弁「HORSE」、PHEV向け新型エンジン生産開始…『ラファール』に搭載へ
レスポンス / 2024年9月24日 14時45分
-
BMWモトラッドから新型「R 1300 GS Adventure」登場! 不動の人気を誇るアドベンチャーバイク
マイナビニュース / 2024年9月12日 16時30分
ランキング
-
1外国人旅行者が“子供の頃から憧れていた”日本で「感動したこと/残念に感じたこと」
日刊SPA! / 2024年10月2日 8時53分
-
2「公園でのボール遊び禁止は誰のため?」“公園のルール”本気で変えた杉並区。きっかけは“小学生のひと言”だった
女子SPA! / 2024年10月2日 8時44分
-
3メルカリで「返品したいので住所を教えて」と言われました。教えないといけませんか?
オールアバウト / 2024年9月30日 21時20分
-
4「有名女優が小中の同級生にいた」30代男性。いまだに“罪悪感”を感じ続ける理由
日刊SPA! / 2024年10月2日 8時52分
-
5六本木の元クラブママが語る「夜の店で嫌われてしまう男性客」7つの特徴
日刊SPA! / 2024年10月2日 15時52分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください