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都内最大級の街づくり型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が竣工、ドローンの実証実験場を併設

マイナビニュース / 2024年10月3日 6時35分

ドローンの実証実験施設も併設

MFLP・LOGIFRONT東京板橋は単なる物流拠点という位置づけだけでなく、その広大な敷地を活かす形でのドローンの実証実験施設としての役割も持たせられている。この東京都初の物流施設併設型ドローン実証実験施設「板橋ドローンフィールド(板橋DF)」では、MFLP・LOGIFRONT東京板橋を対象とした外壁点検や太陽光パネル点検を想定した飛行実証や、KDDIスマートドローンによるドローンスクール「KDDIスマートドローンアカデミー東京板橋校」の開校によるドローン産業を支える技術者やオペレータの育成、そして次世代ドローン技術に関する研究開発などが進められる予定。また、産官学の垣根を超えてさまざまなドローンに関する取り組みが集約される場となることを目指した会員制のドローンコミュニティも創設されるとのことで、多様なプレイヤーたちの連携を進めることで、ドローン産業のオープンイノベーションと社会実装を推進するとしている。

物流拠点でのドローン活用は、物流の2024年問題にもつながるほか、災害時の支援対応などにもつながることから、三井不動産では、これまでに同社が取り組んできた「宇宙」や「ライフサイエンス」による街づくりのような連携の場としていくことで、新たな共創ビジネスの創出を目指し、必要があればビジネスの支援も行っていきたいとしている。

すでに連携パートナーとしてKDDIスマートドローンのほか、東京大学(東大)の土屋研究室ならびに東大 先端科学技術センターの江崎 特任講師、ドローンをはじめとして、インフラ設備点検、災害対策、物流などのソリューション事業を展開するベンチャー企業のブルーイノベーションなどの名前が挙がっており、屋内や地下での利用を想定したGPSに依存しない形でのドローン位置特定技術や安定飛行技術の研究、高層マンションなどにおけるドローンを活用した垂直配送の実現性検証、長距離/長時間・自動運航に対応可能な高性能ドローンポートの開発などを行っていく予定としている。

なお、三井不動産では、ドローンのトレーニングなどに向けて整備されたネットに囲まれたフィールドは、空き時間をフットサルコートとして地域住民に開放するなどといった取り組みを進めていくとしているほか、地域住民との定期的な交流イベントなどでのドローン実演なども行っていく予定としており、単なる物流施設としての価値だけでなく、社会のニーズに応えられるような価値をミックスさせていき、地域全体の価値そのものを高めていきたいとしている。
(小林行雄)



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