1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

札幌に「構造設計の仕事」で異彩を放つ会社あり! 異端児と呼ばれる社長が打ち出す会社の仕組みについて聞いた

マイナビニュース / 2024年10月4日 9時47分

画像提供:マイナビニュース

「上司選択制度」「ドラゴンマネジメント」、さらに上司の通信簿や上司の活用マニュアルの作成!?

こうして並べただけでも、まるでゲームかドラマの中での非現実的なシステムだろうかと錯覚するが、実際に運用し、創業以来社員が増え続け、売り上げを伸ばし続けている会社があるという。

本当だろうかと疑問を抱いた筆者は、実態を探るためにその噂の会社を訪ねて創業者である社長にユニークな人事制度の背景などを聞いた。

社長の経歴は驚くほど異色!?

何とも画期的過ぎて、すぐには理解できない人事制度を取り入れているのは、建物の耐震性を高める構造設計を主な事業とする「さくら構造」。本社の自社ビルは札幌市北区にあり、東京、大阪、仙台、名古屋、沖縄にもオフィスを構えている。

同社のスタート地点は、社長である田中真一氏の実家の6畳間。2005年にたった1人で事業に着手した。2006年に法人化して現在の社員数は130名、非木造での構造設計棟数は日本一を誇るという。

さぞかし若いときから一級建築士としてひたすらキャリアを積み上げてきたのかと思ったが「いやいや、大学は行かずにすすきのの飲み屋で働いていました」と、田中氏。

「これからどうしようと考えるタイミングで、たまたま選択肢の1つとして一級建築士を目指そうと思い立ち、さらに構造という科目があると知ってはまったんです」

一念発起して専門学校で学び、起業後は試行錯誤の連続だったようだが、少しずつ社員が増えて社内の体制づくりにも追われるようになる。

「せっかく入ってくれた仲間が自分のペースで成長し、仕事にやりがいを見いだしてくれるにはどうしたらいいのかと考え続けていました。飲み屋での経験がすごく役立ったんですよ!」(田中氏)

こうして、かなりユニーク過ぎる数々の人事制度が、かなり異色な経歴の田中氏によって生み出されていったようだ。

ピンチには「ドラゴンマネジメント」発動!

8年前のある日、夜中まで1人でポツンと仕事をしている社員をみて「つらそうだ。どうして他の人が手伝わないのだろう」と田中氏は感じたそうだ。

起業してから一度も社員に「1人でやりきれ!」とは言ったことがないのに、スペシャリストを目指すならば1人でやりきることが成長につながるという思い込みがいつのまにか社員の間に浸透していたことに気づいたと言う。

そして、「1人でやりきることが難しい状況にはチームプレイに切り替える」と決めて、「ドラゴンマネジメント」制度を考案。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください