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話題のドラマ『極悪女王』に日産のクルマが登場! ダンプ松本の愛車は?

マイナビニュース / 2024年10月4日 8時15分

作品では、歴代の女子プロレスラーたちが、人気が高い時期には会社からちやほやされるものの、年齢を重ね、集客力に陰りが見えてくると途端に雑に扱われるようになる残酷な図式が描かれる。会社は常にフレッシュなレスラーを仕立て上げ、プロレスのみならず、歌を歌わせるなどのあらゆる手段で利益を上げようとする。

ところで、クラッシュギャルズや極悪同盟などの女子プロレスがブームを迎えた1980年代から1990年代にかけては、日本の自動車メーカーが勢いを増し、世界を席巻し始めた時代でもある。日本全体がバブル景気に踊らされていた時代だ。当時の日本メーカーからはどんどん新型車が登場し、国内外で販売された。海外市場で売れすぎて貿易摩擦を引き起こしたりもした。約2年で小変更、約4年で刷新を繰り返し、そのたびに新機能や優れた動力性能を獲得していった当時の日本車は、まだクルマを持ってない人は欲しくなり、すでに持っている人でも買い替えたくなるような商品だった。

例えばダンプ松本が買ったZ31型は、すでにV6ターボエンジンモデルをラインアップしていたにもかかわらず、途中で同じ排気量2リッターの直列6気筒ターボエンジン搭載モデルが追加となった。同じ排気量のV6ターボと直6ターボの2種類を販売するなどということは、現代の感覚では到底考えられない。非常にぜいたく、あるいは非効率なラインナップだ。

けれども、当時は今よりも燃費や排ガスクリーン度に対する要求が低く、とにかく走らせて楽しいエンジンをたくさん出して、たくさん売ろうという世界線だった。だから、同じ排気量で形式が異なるふたつのエンジンというラインアップがあり得たのだ。排気量が同じだと絶対的な性能はだいたい一緒なのだが、形式が異なるとドライバーの感じ方(気持ちよさ)が異なる……それだけの理由で。

機械のクルマと人間であるレスラーは根本的に異なるものの、当時のプロレス団体にとっての女子プロレスラーは、自動車メーカーにとっての新型車と同じような存在だったのかもしれない。
女子プロレスラーたちより稼いでいたのは…

ところで、『極悪女王』の第3話には、全日女子プロレス幹部の松永俊国(演:斎藤工)が、メルセデス・ベンツの「280CE」(W114。250CEの可能性もあり)あたりを運転し、兄の松永高司社長(演:村上淳)宅を訪れ、社長所有の1978年前後のリンカーン「コンチネンタル」の隣に駐める場面がある。

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