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高校生にとっての生殖・性に関する情報源は? - 「性教育をしたことがない」親が9割

マイナビニュース / 2024年10月4日 13時24分

画像提供:マイナビニュース

メルクバイオファーマはこのほど、生殖や性に関する意識と実態についての調査結果を発表した。調査は2024年3月15日~3月18日、15~49歳の男女31,000人を対象に行われた。

○10代では39.3%、20代では41.5%が「子どもを授かりたい」

子どもを授かりたいかという質問に対し、10代は39.3%、20代は41.5%が将来子どもを「授かりたい」と回答した。子どもを授かりたくない理由には、「国や自治体の制度などの出産・育児支援が不足」「経済的に難しい」が上位に挙がった。
○生殖や性に関する教育を受けたかった理想の年齢

生殖や性に関する教育を受けたかった理想の年齢は、10代13.5歳、20代14.7歳、30代15.1歳、40代15.2歳となった。実際に正しい知識を得た年齢は10代13.8歳、20代15.0歳、30代15.2歳、40代15.5歳だった。
○妊孕性に関する知識

妊娠のしやすさ、妊娠する力のことを「妊孕性(にんようせい)」と言うが、妊孕性の知識度を図るため、妊娠・出産に関する質問をしたところ、「男性は精子の産生のみで受精能力があるといえる」(「誤り」が正解)に正解した人は10代25.8%、20代27.6%、30代30.5%、40代30.3%となり、正しく認識していない人が約7割となっている。

「月経があれば妊娠することができる」は「誤り」が正解だが、こちらもどの年代も7割前後が誤った認識をしていることがわかった。
○生殖や性に関する知識を得たのは学校の授業で

生殖や性に関する知識を得たのは、「中学校の授業」「小学校の授業」「高校の授業」などで、教わった内容は「男女の身体の違い」「男女の身体の機能の違い」「妊娠の仕組み」「月経(排卵)が起きる仕組み」が多いことが分かった。「ジェンダーの多様性やLGBTQ+」について10代は半数以上が学んでいるが、年代が上がるとともに教わっていない割合が高まっている。

○親の約9割が、自分の子どもへの「性教育をしたことがない」

自身の子どもに生殖や性に関する教育をした経験がある親は、20代8.0%、30代8.7%、40代8.6%だった。

生殖や性に関して親子で「十分話したことがある」高校生は男女とも8.0%で、話したことがない理由の上位は「気まずい」「恥ずかしい」などだった。

親の25.3%が生殖や性に関する知識がなくて「困った経験あり」と回答しており、73.0%は、自身の子どもに生殖や性に関する知識を正しく伝えられる「自信がない」と回答している。
○生殖や性に関して情報源にしている人や機関

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