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今年の就活の特徴は? マイナビが振り返りの説明会を開催

マイナビニュース / 2024年10月9日 12時42分

画像提供:マイナビニュース

マイナビは9月13日、「2025年卒新卒採用の振り返り・インターンシップ定義改正による就職活動の変化」と題した報道関係者向けの説明会を開催した。
内々定率が8割を超える

第一部では、マイナビ キャリアリサーチラボ 主任研究員の井出翔子氏が「2025年卒新卒採用の振り返り・2026年卒の展望」と題してマイナビが独自に行った就活関係の調査結果をもとに解説した。

調査によると、2025年卒の学生の3月1日時点での内々定率は前年を大きく上回り、34.3%。また、6月時点における内々定率は現行の新卒採用スケジュールとなった2017年卒以降で初めて8割を超えた。

一方、就職サイト『マイナビ2025』における2024年3月1日時点の掲載社数は過去最高の約2万9,400社(前年比約104%)を記録。また、採用数を「増やす予定」と回答した企業は約3割となった。

また、94%の企業が5月以前に面接を開始しており採用活動が早期化している実態が明らかになった。

ただし、6月時点での採用充足率(採用予定数に対して採用が確定している割合)は、40%と前年から大きな改善は見られず、約半数の企業が今後の採用数確保に向けての感触を「予定数の確保は難しい」と回答した。

こうした状況を受け、採用活動終了時期が「想定より遅くなりそう」と回答した企業が35.5%にものぼった。

さらに、一般的に内定式が行われる10月以降も採用活動を予定している企業は増加しており、全体の過半数を占めた。
学生の「企業を選ぶポイント」を調査

一方、6月時点における25年卒の学生1人あたりの平均「内々定保有社数」は2.28社。「複数の内々定企業の中から入社企業を検討・選択する動きが定着している」(井出氏)と言う。

学生1人あたりのエントリー社数の平均は21.9社となり、3年連続で減少した。学生側の大手企業志向は53.7%(前年比4.8pt増)で、2022年卒以来3年ぶりに半数を超える結果となった。

学生の企業選択のポイントとして多かったのは、6年連続で「安定している会社(49.9%)」がトップ。次いで「給料の良い会社(23.6%)」が3年連続で増加した。

企業に対して安定性を感じるポイントでは、「福利厚生の充実」(55%)。「安心して働ける環境」(47.7%)の順で多かった。

井出氏は「25年卒の学生は、コロナ禍で入学し、その後は紛争や円安・物価高といった社会背景の中で学生生活を過ごした世代。堅実でシビアな価値観が特徴で、不安定な社会情勢の中で学生生活を過ごしてきたことが投資や副業に対しての関心の高さや、共働き志向の高さの背景として考えられる」と分析した。

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