隣人、2年連続KOC決勝進出「優勝しか見てない1年」 日頃から徳を積む行為も

橋本:うれしいですね。

――昨年より自分たちのここがパワーアップしているなと感じている点を教えてください。

橋本:ネタに関しては、台本だけで言うとめちゃくちゃ新しくなっているわけではないんですけど、去年決勝に出させてもらってコンビとしての自信がついたのは間違いないので、間であるとか、ここでこういう風に言ったほうがいいとか、笑いを取りに行く能力はこの1年間で多少上がったのかなと。ネタもそうだし、平場でしゃべるのも自信を持って胸を張って出られるようになったのは確実にパワーアップしたと思います。

中村:準決勝のときに普段やってないことを体が勝手にやっていて、ずっと同じネタをやってきたので、そのときの状況に応じて動きを変えられているなと感じ、1年間そのキャラに徹してきてよかったなと。1年やったおかげで、そいつがそのとき思っていることが自然と行動に出た感じがしました。

●今年こそ爪痕を残して出演したい番組から声がかかるように

――昨年決勝に初進出したことで、状況はどう変わりましたか?

中村:舞台は増えましたが、テレビとかは一瞬でした。今年優勝したらもっと引っ張れると思うので、優勝せななという思いがあります。

――優勝後、どんな風になりたいと思い描いていますか?

橋本:去年決勝に行ったときに、出たいと思ったテレビにいっぱい出られるんだろうなと思ったんですけどあんまり出られなかったんです。今年こそ優勝もそうですし、爪痕をちゃんと残して、隣人面白いんやな、こういう番組で使いたいなと思ってもらえるように印象付けられたら。

――出演したい番組は?

橋本:『ラヴィット!』とか出たことないですし。

中村:『プレバト!!』も出たいよな!

橋本:『プレバト!!』ももちろん(笑)、あと『水曜日のダウンタウン』とか、バラエティ番組に出たいです。決勝後、ネタ番組にはたくさん出させていただきましたが、それ以外のところにもお声がかかるような人材になりたいです。

――賞金1000万円の使い道は?

橋本:お酒を飲みに行くのがすごく好きで、且つ寂しがり屋で、一人暮らしなんですけど家で1人で飲むのが寂しすぎてできなくなってしまい、ほぼ毎日のように後輩を誘って飲みに行っていまして、借金が150万円近くあるので、とにかくこれを返さないわけには(笑)。生活できてないわけではないですけど、常に心のどこかに150万円があるので。返しても残りますから、それでまた後輩を連れていって。あとは親孝行してないので親を旅行に連れていってあげたいなと心の底から思っています。

中村:僕もおかんとおとんにやってあげたいなという思いがあるので、何かプレゼントして喜ばせたいです。

橋本:あと、よしもと漫才劇場なくして今の僕らはないので、違法でもいいので2階席を作るとか(笑)、劇場に何か還元してあげたいなと思っています。

中村:ビスブラ(ビスケットブラザーズ)さんがズラを提供してズラがきれいになったので、そういう貢献はしたいですね。
（酒井青子）