ただの“イケメン+海ドラマ”ではなかった『ビーチボーイズ』 10月の今、令和を生きる人々こそ見るべき必然性
マイナビニュース / 2024年10月9日 11時0分
放送当時、「『ビーチボーイズ』の影響を受けて会社を辞めた。自分探しの旅に出た」という人が少なくなかったが、それは「令和の今、初めて見た」という人も同じかもしれない。
とはいえ、もし令和の今、『ビーチボーイズ』をリメイクしたら、同じように描けるとは思いづらいところがある。例えば「ダイヤモンドヘッド」を訪れる人々は1997年版のように心から夏や海を楽しみ、人生の休息を取れるだろうか。スマホを手放さず、ネットニュースを気にしたり、SNSにアップする写真を撮ろうとしたりするのではないか。その意味で当時だからこそ制作できた世界観の作品であり、「ダイヤモンドヘッド」は理想郷のような場所になれたのかもしれない。
反町、竹野内、広末、稲森ら、「のちにドラマシーンを彩る主演俳優たちのみずみずしい瞬間を切り取った」という意味でも価値は高い。だから何年たっても、何度見ても、変わらない胸の高まりと感動、切なさとノスタルジーがあり、明日に向かう元気をもらえるような名作なのだろう。
日本では地上波だけで季節ごとに約40作、衛星波や配信を含めると年間200作前後のドラマが制作されている。それだけに「あまり見られていないけど面白い」という作品は多い。また、動画配信サービスの発達で増え続けるアーカイブを見るハードルは下がっている。「令和の今ならこんな見方ができる」「現在の季節や世相にフィットする」というおすすめの過去作をドラマ解説者・木村隆志が随時紹介していく。
木村隆志 きむらたかし コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月30本のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』など。 この著者の記事一覧はこちら
(木村隆志)
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