ニッポンの社長、KOCは“マグロ漁船”「一気に知名度を…」 5年連続5回目の決勝への思い語る

辻:3年目までは“抜けたい”が強かったんですけど、この大会はガチの審査なので、おもろいネタをやったら決勝まで出してくれるんです。(毎年出ていたら)出してくれなくなると思っていたんですけど、出してくれるから、優勝しても出たかったら出てええんちゃうと思っています(笑)。年1レギュラー、言い方を変えたらマグロ漁船みたいな感じで、ここで一気に知名度を上げて、あと1年余韻で活動して、またマグロ漁船に乗って。「あいつらまだ頑張っているな」と世間に覚え直してもらって、一気に知名度を稼ぐという。

――『キングオブコント』が活動の軸に?

辻:今は活動の軸になっていますね。ただ、すごいストレスです(笑)。四六時中これのことばかり考える時期が夏ぐらいに来るので、サルゴリラさんとかビスケットブラザーズとか空気階段とか、マイペースに自分のネタをやっているのはうらやましいです。今の位置もなんかいいなとは思っていますけど、優勝しても出られるんだったら1回優勝したいです。

●昨年は「楽しもうという意識」 今年は「優勝を狙いながら楽しみたい」

――昨年の決勝は3位と、これまでで最高順位となりましたが、今年はさらに更新を?

辻:更新したいですね。2022年に最下位を取ってしまい、その次の年に3位に行けたので、優勝するとしたら次なんやろうなと思っているんですけど、最下位は取れへんなと思っています。2本勝負して結果を待ちたい。中途半端な順位を取っていたら、余計に「もうええやろ」となるかもしれないので、「あいつらまためっちゃウケてたな」と思ってもらえるように。去年は優勝したいとはほぼ思わず、楽しもうという意識でしたが、今年はどっちも。優勝を狙いながら楽しみたいです。

――まずはファーストステージをクリアして。

辻:1位通過したいですね。なかなか逆転って難しいので。1位通過するなら、みんなの記憶をなくすぐらいウケなあかんのでしょうね。ビスブラが優勝したときめちゃくちゃウケていて、そのあと僕らは「『キングオブコント』終わりましたよ」という空気でネタをやっていましたから。優勝するならそうせなあかん。そのあとネタできないというぐらいにせな勝てないです。

ケツ:ジャルジャルさんが優勝したときも、この人ら優勝やんって。そう思わせるぐらいの空気と点数……あのかっこいいのをやってみたいです。
（酒井青子）