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PFNがリテールソリューション事業 - 第1弾はチェーンストア向け業務改善ソリューション

マイナビニュース / 2024年10月9日 17時21分

画像提供:マイナビニュース

Preferred Networks(PFN)は10月9日、都内で記者説明会を開き、リテールソリューション事業を立ち上げ、第1弾としてDX(デジタルトランスフォーメーション)・AI・ロボット技術を組み合わせたチェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise(ミセミセ)」の提供を開始した。
リテールソリューションを主力事業に位置付け

これまで、PFNではAI技術のバリューチェーンを垂直統合して産業、コンシューマ、社会に向けて、さまざまな領域でソリューション・製品を水平展開してきた。

こうした前提を踏まえ、PFN 代表取締役最高経営責任者の西川徹氏は「IT、AIの力で従来のプロジェクトを鑑みると効率化でき、ITを取り込める可能性がある。AIの発展がリテール分野に発展でき、主力事業の1つに位置付けるためリテールソリューションの発表に至った」と述べた。

同社によると、小売業界では少子高齢化や人件費高騰の影響を受け、人手不足が慢性化しており、パート・アルバイトも限られた時間しか働けないため、人材育成のための時間がとれないケースが発生しているという。

対策として、スポットバイトサービスを利用しても経験不足で業務が困難、自動発注システムを導入しても品切れなどの問題が解決できないといった状況も見られているほか、物流2024問題で納品回数の減少により、売り場での欠品や品不足による販売機会の損失に対して、従来以上に工夫が必要されているとのこと。

こうした状況をふまえ、PFN SVP 最高マーケティング責任者の富永朋信氏は「各従業員の業務は一人ひとりの中で完結してしまっているので、どのように動いたら効率的だったり、他のひとのやり方を見なったり、自分のノウハウを共有したりすることで進まない状況がある」と指摘している。

5つのリテールソリューション

今回、同社が提供を開始するMiseMiseは、これらの課題を解決するため「MiseMise 品出し」に加え、β版で「同AI値引き」「同棚割」「同ロボット」「同分析」の5つのソリューションを提供する。

品出しは、経験の有無にかかわらず誰にでも簡単で効率的な品出しを可能にするソリューション。バックルーム(店内の在庫置き場)の在庫をデータ化することにより、欠品商品の値札をスキャンするだけで在庫の場所をリアルタイムで業務端末に表示する。これにより、バックルームでのピッキング時間を50%削減、店頭の品切れ防止による売り上げが4.2%増加、バックルームの余剰在庫が1カ月で20%削減できるという。

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