エクサウィザーズ、生成AIを活用した人材育成の支援事業を開始
マイナビニュース / 2024年10月9日 17時29分
エクサウィザーズは10月9日、生成AIを活用した人材育成の支援事業を開始することを発表した。集合研修や1 on 1などに生成AIを活用することでコストと時間を削減しつつ、継続的かつ高度な人材育成を支援するとしている。
同社が提供中のAIアバターによるロールプレイング「exaBase ロープレ」に加えて、12月に実際の面談時の音声をAIで記録・分析するサービス「exaBase 面談要約」の提供を開始する。社内のノウハウ継承や早期離職の防止、ハラスメントなどの課題を解決し組織全体での営業力の向上をサポートするとしている。
○AIアバターによるロープレ
同社が4月に発表したロールプレイングサービス「exaBase ロープレ」について、顧客への大規模な展開を開始。自由なアバター設定や営業シーンに合わせたシナリオの設定、採点、企業全体や部署単位での受講者の管理が可能だ。
○営業面談のAIによる記録と要約
同社は営業や接客を実際に現場でどのように実施しているのかを、AIによって文字起こしして分析する「exaBase 面談要約」を12月に提供開始する。AIがリアルタイムに文字起こし、要約、分析することで、面談完了後すぐに関係者に共有し営業トークの改善点や次の打ち手を検討できる。
コンプライアンス上の問題がないかのチェックや、チャットによる面談内容に対する確認、要約書類における個人情報のマスキングなどが可能。なお、データはAIに学習されない設定も可能で、国内のデータセンターに保管される。
○両サービスの連携
exaBaseロープレとexaBase面談要約の両サービスを利用することで、ロールプレイングで事前に学んだ内容を顧客との面談でも実践できているのかを確認できるようになる。実践できなかった内容は、ロールプレイングでの練習に組み込める。
これにより、新人の育成や、定着率の向上による中堅層の増加、組織全体の営業能力の底上げ、より効果的な新人育成企画の実施などにつなげられるという。また、新人の育成のほか、コールセンターなどにおける商品問い合わせへの対応力の向上など、幅広い分野での活用も可能とのことだ。
今後は、両サービスのシステムを連携させて、ロールプレイングと面談のデータを蓄積して分析し、育成の高度化やベストプラクティスの導出、顧客ニーズの発掘などを支援する機能の追加について検討する予定とのことだ。
(熊谷知泰)
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