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先進レーダ衛星「だいち4号」と光データ中継衛星、通信速度1.8Gbpsの光衛星間通信に成功

マイナビニュース / 2024年10月9日 21時34分

通信光波長1.5μm帯での通信速度1.8Gbpsは世界最速記録、かつ静止軌道~低軌道間の光衛星間通信の成功は世界初となるという。この波長帯は地上の光ファイバ通信網で用いられる汎用的な波長であり、高い性能を有していることから、今後宇宙での利用が見込まれるという。

今回の通信成功により、一般的な低軌道衛星と地上局間の1日あたりの通信時間が、従来の1時間ほどから、光データ中継衛星を経由することで、約9時間に増えるという。その結果、低軌道を周回する地球観測衛星が地上局とは直接通信できないエリアで取得したデータであっても、静止軌道衛星経由でリアルタイムに地上に伝送することも可能になるほか、緊急時には光データ中継衛星を中継して地上から衛星に向けてコマンドを送り、迅速に画像を取得することも期待できるという。

なお、JAXAでは今後も引き続き、LUCASとだいち4号を用いて、衛星間距離や互いの位置関係の違いがどのように通信品質に影響するかなどの評価を行う実証実験を実施し、実用化を目指すとしている。また、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」など、だいち4号以外の200~1000km程度の軌道を周回する宇宙機からの観測データや実験データを光データ中継衛星で中継して地上局に伝送する実証を行う予定としている。
(波留久泉)



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