タグ・ホイヤーとポルシェのコラボ再び、「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ × ポルシェ パナメリカーナ」

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スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー」から、ポルシェとのコラボレーションモデル「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ × ポルシェ パナメリカーナ」（CBS5012.FC6571）が発売された。世界限定255本、価格は536万8,000円。

今回の新作は、メキシコで開催されるモータースポーツのクロスカントリーラリー「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」にまつわる。1954年、このラリーに参戦したポルシェは「ポルシェ 550 スパイダー」によってクラス優勝。一方、このラリーはジャック・ホイヤー氏が1963年にクロノグラフ「ホイヤー カレラ」を生む源泉となった。

2024年の「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」に合わせて登場した今回の新作は、タグ・ホイヤーとポルシェの強力なパートナーシップと歴史を祝うという位置付けでもある。デザインに直接的なインスピレーションを与えたという要素は、レーシングカーの「ポルシェ 550 スパイダー」（以下、550 スパイダー）。

精巧なオープンワークダイヤルは550 スパイダーのホイールを模し、アスファルト路面を連想させるグレイン仕上げはモーターレーシングのスポーティー感を演出。風防には、1970年代のカレラが備えていたドーム型ヘサライトクリスタルへのオマージュとして、ドーム型サファイアクリスタルの「グラスボックス」デザインを採用した。

パンチング加工のブラックカーフストラップも「カレラ」らしい見どころ。イエローのライニングとステッチは、さりげなくスポーティー感とヴィンテージ感を添える。時計全体には、550 スパイダー（オリジナルマシン）のカラーリングであるシルバー、イエロー、ブラックをそのまま用いている。

機械式のクロノグラフムーブメントは、トゥールビヨンを備えた自社製のキャリバー「TH20-09」を搭載。ローターはポルシェのステアリングホイールを模したものだ。時計の正面からはトゥールビヨン、シースルーバックからはローターやムーブメントの動きをのぞける。パワーリザーブは約65時間。

また限定255本は、550 スパイダーのカーナンバー「55」にちなんだもの。ケースバックに、シリアルナンバーと「LIMITED EDITION」の特別な刻印を施している。

ケース素材：ステンレススチール（サテン／ポリッシュ仕上げ）
ケースサイズ：42mm
風防：グラスボックスドーム型サファイアクリスタル（両面反射防止加工）
ストラップ：パンチング加工のブラックカーフストラップ
裏ぶた：ステンレススティールとサファイアクリスタルのねじ込み式（シースルーバック）
防水性能：100m
パワーリザーブ：約65時間
（林利明）