窓辺の小石 第187回 Secure Shell Encounter
マイナビニュース / 2024年10月11日 15時1分
Set-Service -StartupType AutomaticDelayedStart sshd
Start-Service sshd
これで、クライアントマシンから接続が可能になるはずだ。クライアント側でのSSHキー生成(前回解説)からここまでの手順を(図01)に示す。
ログインは、
ssh.exe <ユーザー名>@<サーバーホスト名>
とする。なお<サーバーホスト名>はIPアドレスでも構わない。
標準では、sshでログインするとcmd.exeがシェルとして起動するが、SSHサーバー側の以下のレジストリを変更して、Windows PowerShellを起動させることが可能だ。
キー:HKLM:\SOFTWARE\OpenSSH
名前:DefaultShell
形式:文字列
値:C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe
PowerShellからレジストリを書き換えるなら、
new-ItemProperty -Path "HKLM:\SOFTWARE\OpenSSH" -Name DefaultShell -Value "C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe" -PropertyType String -Force
とする。もっとも、cmd.exeでログインしたあと必要に応じてPowerShell.exe(Windows PowerShell)やpwsh.exe(PowerShell。C:\Program Files\PowerShell\7\pwsh.exe)を起動してもかまわない。この方が、SSHでのログイン時に、プロファイル(サーバー側PowerShell環境の設定に依存)読み込みの時間を取られずに済む。シェルとして何を起動するのかは、SSHでログインしたあとにどんな作業をするかで決まる。ご自身の使い方に合わせてシェルを選択する。
今回のタイトルネタは、E・E・スミスの「Subspace Encounter」(1983年。未訳)である。前回のタイトルネタで使った「Subspace Explorers」(1960年。邦題 大宇宙の探求者。創元SF文庫)の続編だが、未発表原稿を元にスミスの死後18年たってから出版された。
(塩田紳二)
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