電通大、植物をアクチュエータとして利用する新たなタイプのロボットを開発
マイナビニュース / 2024年10月11日 20時11分
実験の結果、それらのロボットが実際に移動し、物体を持ち上げたり置いたりできることが判明。また、移動ロボットの挙動が、作成された解析モデルの予測値と良く一致していることも確認されたとのことで、このことは植物のアクチュエーション特性を把握することで、植物ロボットの設計や動作の予測が可能になることを示唆しているとする。これらの結果を踏まえ、研究チームでは植物によって動くロボットが実現可能であることが実証されたとしている。
なお、植物は多種多様であり、今回の研究成果を応用することで、これまでにない新しいタイプの、環境に優しく持続可能なロボットがさまざまな形で実現されることが期待されるとしており、雑草が道端で気づかないうちに成長するように、周囲の注意を引かずに着実にタスクを実行する植物ロボットが、生垣といった構造物を自己構築したり、発芽と成長を繰り返したりしながら、自然環境や生態系の保護を目的に活躍する日が来る可能性もあると研究チームは語っている。植物は、長いものでは数十年単位で成長することから、植物ロボットが従来とは異なる時間スケールで動作するシステムであることを意味しており、今後の研究の進展と共に、既存の時空間スケールにとらわれない、新たなタイプのロボットに関する学理の創造も期待されるという。
(波留久泉)
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