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バージョン24H2で消せない8.63GBの領域を確認 - 阿久津良和のWindows Weekly Report

マイナビニュース / 2024年10月13日 16時0分

画像提供:マイナビニュース

先日、メインPCもWindows 11 バージョン24H2へ更新したところ、いくつかのトラブルが発生した。

スタートメニュー/検索の文字入力ボックスが応答せず、アプリのランチャーとして多用していた筆者としては困りもの。explorer.exeを直接リスタートしても改善に至らなかったが、ある日症状が改善して、バージョン23H2同様のUX(ユーザー体験)を得られた。

ただ、原因も分からず不安が残るので、PowerToysのランチャーアプリであるPowerToys Runを引き続き有効にするつもりである。

もう一つはネットワーク。Webサイトの応答が遅くなり、ファイルのダウンロードも途中で止まる始末だ。

PC経験が長い方ならご承知のとおり、ネットワークトラブルは迷路である。筆者もルーターのリセットから始まり、ネットワークアダプターの設定を見直した後、スピードテスト系サービスで速度を確認。

IPv4、IPv6共に数百Mbps出ていることから、DNSサーバーの問題か、Hyper-Vの仮想ネットワークアダプターが影響しているのか疑っているものの、本稿を執筆している間も類似した現象が発生した。今後も検証が必要である。

さらに8.63GBの削除できない領域が登場した。当初はバージョン24H2更新後にクリーンアップをしていないため、特に気にしていなかったものの、クリーンアップ実行後に「Windows Updateのクリーンアップ」を確認すると同容量がリストアップされる。

Feedbackハブを見ると本現象はバージョン24H2に限らず、DevチャネルやRelease PreviewチャネルのWindows 11でも発生しているそうだ。

筆者もDevチャネルのビルド26120で同現象を確認したが、CanaryチャネルのWindows 11は問題なし。本件は「チェックポイント累積更新プログラム」が影響している可能性がある。累積的な更新プログラムに基づいてダウンロードする更新パッケージの容量を小さくする機能として、バージョン24H2から有効になったものだ。

つまり一定のストレージ容量を消費するのが前提となるため、本来は非表示にすべきである。今後改善されると思われるが、メインストレージの容量が小さいPCをお使いの方は気になって仕方ないだろう。ここにもUXの低下が発生している。

バージョン24H2へ移行後「アプリが動作しない」といった稚拙なトラブルは確認していないものの、前述した諸問題がある。

公式サイトによれば、Microsoftは指紋センサーがロック解除時に使用できず、Intel SST(Smart Sound Technology)ドライバーとの互換性問題を認識している。現時点でバージョン24H2はトラブルを楽しめる方向けの更新プログラムだ。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら
(阿久津良和)

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