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東奔西走キャッシュレス 第64回 NFCの聖地……そのわりに不便なニースとモナコ

マイナビニュース / 2024年10月13日 19時3分

さて、難関は一般の鉄道です。ニースにはモナコを含めて周辺へ移動する長距離列車を運行するSNCF(フランス国鉄)が走っています。これを使うにはやはり券売機に行く必要があります。

ニース駅はそれほど大きくも小さくもない駅ですが、券売機は2つ。長蛇の列でしたが並ぶしかありません。並んでいる間にSNCFアプリをダウンロードしてみましたが、アカウント作成時に先に進めず、順番が来たので断念。

券売機は、ドイツなどであるような一般的なタイプです。画面をタッチして目的地を検索し、何時の列車に乗るかを選び……と長々と続けて支払いを行います。ここはタッチ決済対応。

出てきたチケットは懐かしい大型のチケットでしたが、いずれにしてもバーコードを自動改札機にかざして入場します。30分以上遅れて満員電車となった列車でモナコに向かいました。
モナコの問題はフランス国鉄

モナコは崖を切り拓いた街です。モンテカルロカジノで有名な土地ですが、アップダウンが激しいため、小さいながらも徒歩だけの移動はちょっと厳しそう。メインの移動手段となるのはバスです。

このバス自体はタッチ決済対応だったため、楽々乗車。乗車時のみのタッチでしたので、固定料金1.5ユーロ。終点まで乗っても変わらないようです。バスのラッピング広告で「家族6人まで1枚のカードで」とあったので、家族登録などをしてカードの利用が可能のようです。乗車の様子を見ていると、同じカードを複数回タッチしている家族連れがいたので、人数分をタッチして乗車するという使い方もできるようです。

バスは安く、比較的頻繁に来るようです。ただ、Googleマップが微妙に適切なルートを表示してくれないという謎の問題があって、やや経路探索で悩みました。街中が開発中で、その辺りも影響しているのかもしれません。少し東南アジアの印象があるのは、こうした街中の開発が影響しているのかもしれません。

いずれにしても、移動に関してモナコは問題なし……と思っていたところ、最後にやってきたのがSNCFでした。

SNCFにはニースに戻るために乗るのですが、まずはプラットフォームにある1台だけの券売機が故障中。仕方がないのでプラットフォームの上にある2台の券売機に移動して並びます。列が進むのに時間がかかる……と思ったのですが、単純に操作性が悪いようです。

タッチパネル非対応なので大きなダイヤルを回してカーソルを移動し、中央のボタンを押し込むと選択。2連続で押し込むと選択して次の項目にいく……というインタフェースで、目的地を選ぶのにも一苦労です。

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