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古賀紗理那、「生理前だと腰が抜けそうになる」アスリート時代の悩み語る - 働く女性と健康を考えるイベントに登壇

マイナビニュース / 2024年10月16日 18時30分

続けて、各選手に対してのアプローチ方法について問われると「1人ひとり性格が違うので難しい。素直に聞いてくれる選手ばかりではないので――。プライドが邪魔してあんまり素直に聞き入れられない選手は、切羽詰まったときだけしゃべりかけるようにしていました。人によって伝え方もそうですし、タイミングとかも変えていましたね」と、元キャプテンならではの経験を語った。

そのほか、質疑応答では、生理と試合が重なってしまったときの工夫について次のように話す。

「生理前で腰が痛いからトレーニングをちょっと抑えますとか、いつもよりちょっと軽めの重さにしますとかの調整をします。ほかにも私の場合、通常は練習のあとに自主練をするんですが、それを全くせず、すぐに帰ってご飯を食べて、あったかいお風呂につかってストレッチをして就寝――。先手先手でコンディションを整えることを意識していました」と、アスリートならではの向き合い方を伝えた。
女性の健康課題に企業はどう向き合っている?

続いては、花王のサニタリー事業部 ブランドマネジャー坂田美穂子さん、オルガノンの戦略・コーポレートアフェアーズ部門長 高島あさみさん(高は"はしごだか)も加り、職場におけるヘルスケアサポートについて会話が繰り広げられた。

生理用品ロリエを展開する花王では、ナプキンの備品化プロジェクト「職場のロリエ」を推進。企業にトイレットペーパーと同様、ナプキンを備品化して常備してもらうという活動を2022年から実施し、現在約200社に導入されている。では、社内では、どのような取り組みをしているのだろう。

「生理用品の製造メーカーなので、生理に対してオープンな職場環境ではあるのですが、それでも会社全体として生理理解は必ずしも十分ではないのかなと。花王では今、管理職になる際、女性の健康課題や生理実態を理解してもらう動画を用意して、イーラーニングで学ぶ機会を設けています。どういう場面で困りごとが発生するのか、ケーススタディを通じて具体的に理解してもらうことを心掛けています。例えば、長時間の会議の間にしっかり休憩時間をとる、空調の温度を気を付けるなどです」(坂田さん)

続いて、女性の健康課題にフォーカスした戦略を中心に据え、経口避妊薬などの医薬品を提供するオルガノンの高島さんは、ダイバーシティにフォーカスをあてた制度や取り組みを紹介。

同社はジェンダーだけでなく人種や宗教などさまざまなダイバーシティに対応した制度を持っており、その中の一つが女性にフォーカスした制度「Her Day Leave(ハーデイ・リーブ)」である。生理期間中だけでなく、PMSや更年期などの症状でも使えるといい、女性の健康課題に幅広く対応した制度だ。

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