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日本で省エネを武器に環境保護の推進を目指すデルタ電子 - CEATEC 2024

マイナビニュース / 2024年10月17日 0時20分

そんな同社が2024年のテーマとするのが“AI”であるという。PCを見れば、NPUの活用を促進するCopilot+ PCが立ち上がり、スマートフォン(スマホ)もiPhone 16でAI機能の活用促進、Androidも生成AI「Gemini」の普及が進んでいる。デルタ電子の副社長を務める平松重義氏は「以前、すべてのものがネットにつながる、という話があった。これからはすべてのものにAIが搭載される時代がやってくる」と、時代の変化が生じていることを説明。そうした時代にはリアルタイムの処理が必要なエッジAI分野と、より高度なAI処理を行うAIデータセンターの2つの存在が重要になるとする。

中でも、エッジAIで処理できるものは総じて、重くないAI処理であり、重いAIについてはデータセンターで処理する必要があるが、通常データセンターの建屋を建設するのには12~18カ月ほどかかり、機会損失が発生しやすい。そこで、より短期間、4カ月ほどで設置が可能なコンテナデータセンターに注目が集まっているという。

海上輸送に使われる20フィートほどのISO規格に準じたコンテナ内部にサーバや冷却機構、バッテリーなどデータセンターとしての機能一式を搭載することで、建屋を立てるよりも短期間で必要が演算性能を手に入れることができるソリューションであり、コンテナを複数つなげることで、演算性能をスケールさせることも可能となっている。

同社ブースでは、実物サイズのコンテナデータセンターが設置。実際にサーバラックも設置され、動作している様子を見ることができる。

平松氏は、そのメリットとして「持ち運びができる」「拡張性がある」「コンテナをその場に設置することですぐに利用できる」という3つを掲げ、すでに同社のコンテナデータセンターは全世界で200ユニット以上の納入を果たしており、日本でも設置実績があるとしている。

現状、AIの進化が劇的な速度で進んでおり、AIデータセンターの建屋が建つまで待っていられないという日本の顧客も多数でてきているとのことで、引き合いも出てきており、今後も積極的にトータルな観点からのサステナビリティの実現という意味も含め、日本での普及を図っていきたいとしていた。
(小林行雄)



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