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相場は20年で10倍に! 「シャネル」のバッグ高騰、背景に"若年層人気"の高まりも

マイナビニュース / 2024年10月25日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

世界的なハイブランドの値上げが相次ぎ、ブランドバッグの販売価格は新品・中古ともに上がっています。中でも値上がり幅が大きいブランドとして注目されているのが「シャネル」。20年前には定価約15万円だったバッグが、現在中古でも60~70万円だというのです。

これほどシャネルのバッグが高騰しているのはなぜなのでしょうか。また今後の相場はどうなるのか、大手買取専門店「買取大吉」の鑑定士である木村健一さんに聞きました。

○シャネルのバッグがステイタスシンボルに

――ハイブランドバッグの中古価格が総じて上昇している中でも、シャネルの値上がり幅は特に大きいそうですね。それはなぜなのでしょうか。

おもな要因として、定価が上がっていることと、シャネルの人気が非常に高まっていることが挙げられます。

ブランド品の値上げの背景には原料費の高騰もありますが、ハイブランドの原価率はそれほど高くないため、原料費の高騰が極端な値上げにつながるとは考えにくいです。

近年、広告などによってブランドの価値を高め、1点の品物の価格を上げる戦略をとるハイブランドが増えています。シャネルもブランドとしての価値を高める動きを強めているので、ブランディング戦略の一環として大幅な値上げをしているのではないでしょうか。
シャネルというと、数十年前は派手なイメージや、やや年配の女性が持つイメージがあり、万人受けするブランドではありませんでした。ところが、次第にカジュアルなファッションアイテムも作るようになり、ブランドイメージが変わってきました。

SNS上での海外セレブやインフルエンサーの発信も、近年のシャネル人気に拍車をかけています。いまでは、20代の若い方もこぞってシャネルのバッグを持つようになっていますね。

幅広い層に支持されるブランドとしての地位を確立した上で、値段を上げる戦略をとったことで、シャネルを持つことがその人のステイタスを表す指標のひとつになっています。ロレックスの時計と同じで、一種のステイタスシンボルになっているからこそ、高いお金を出してでも買いたいという人が多いのです。
○20年間で定価が約10倍に急騰、中古の買取価格も上昇

――シャネルのバッグの価格推移を教えてください。

定番人気のチェーンバッグ「マトラッセ」を例に挙げると、20年前の定価は15万円、買取価格は8~10万円ほどでしたが、10年前には定価が40~50万円程度に上昇。いまでは150~200万円弱にまで値上がりしています。

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