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"PCの棚卸し"を機会に業務効率化に役立ちそうな日本語入力システムを導入してみた

マイナビニュース / 2024年10月17日 16時0分

画像提供:マイナビニュース

"PCの棚卸し"を機会に周辺機器や手元のソフトウェアの更新など整備を図ってみた筆者だが、文章の入力には欠かせないIME環境の改善にATOKプレミアム版を導入してみた。英語と翻訳をベースに文書を手軽に作るのであれば、デフォルトのMicrosoft IMEやGoogle IMEでもいいのだがジャストシステムの日本語入力システム「ATOK」は、日本語と向き合う場合には欠かせないツールのひとつだ。

メールやチャット、SaaSなどのボードを使ってかなり重要なタスクのやりとりも行われるようになった昨今。どうも相手のやりとりに、どっちの意味なのか?がわからないことが増えてきたように感じる。必ずしも世代の問題ではなく、係り受けだったり、読点だったり、ニュアンスの問題だったりするようだ。ファジーな会話のノリが世代を問わず、重要なタスクのやりとりに紛れ込む。

「日本語の作文技術」(本多勝一/朝日新聞出版)にある有名な例だが、

渡辺刑事は血まみれになって逃げ出した賊を追いかけた。

では、"血まみれ"になったのが

1.渡辺刑事
2.賊

なのかがわからない。"だまし絵"のようにどちらでも見事に成立する。前後の文章があれば、推測することができるが短い文章でメールやチャット、SaaSなどにラフに書かれていると、同様のことがしばしば起こる。感想など主観的なものであればいいのだが、指示や提案などのタスクであると勘違いが生じて真逆に伝わるケースもある。場合によっては事故や問題になる。やはり日本語も難しい。

というわけで「ATOK」プレミアム版(月額600円)を導入してみた。プレミアム版にはATOK連携電子辞書

広辞苑 第七版
大辞林
ウィズダム英和辞典 第4版
ウィズダム和英辞典 第3版
三省堂 故事ことわざ・慣用句辞典 第二版
敬語のお辞典

が加わり、推測変換で利用可能な単語数も232万語と大幅に拡充される。筆者がよく使うのは、連想変換(Ctrl+Tab)とテキストエディタ上のみならずブラウザ上でも、文字列を選択してCtrlキー2回で辞書から意味を表示してくれるイミクル(Ctrlx2)。おなじ言い回しを避けたり、日本語スキル向上のために最新辞書を簡易に扱える。変換時の校正機能に加え、文章を貼り付け校正するATOKクラウドチェッカーも利用できる。エンジンには「Just Right!」が活用されており本格的な校正ツールとしても役に立ちそうだ。

2月(ニュースリリース)からはWindows 64ビットにネイティブ対応し、AIを活用して入力傾向を踏まえた入力支援を行う機能も加わっているが、プレミアム限定機能として「ATOK@ブンコレ」も搭載している。こちらは変換時の"@"で定型文の登録から呼び出しまでを敏速に行える。"IME"というテキストエディターよりも手元に近いところからテンプレートを含む豊富なストックを呼び出せる機能は、使い方次第で大きく業務効率化につながりそうだ。
(長岡弥太郎)

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