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YouTube動画の再生でも体感、“一番つながる”評価を獲得したKDDIの「デュアル5G」戦略

マイナビニュース / 2024年10月18日 14時0分

基地局の整備に合わせ、端末のアプリから得られるデータや基地局の通信ログをビッグデータとして分析し、ネットワークが最適なルートを通っているかなどを点検して細かなチューニングを継続。さらに「ここはお昼につながらない」といったユーザーの声をSNSなどから拾って反映するなど、地道な活動を続けたことも品質向上には欠かせなかったといいます。

2024年春の時点で、KDDIの5G基地局は約9.4万局(うちSub6基地局は約3.9万局)にまで増加。さらに追い風となったのが、それまで障壁となっていた衛星との干渉問題が解決できたこと。5月末までに、Sub6は基地局の出力アップやアンテナ角度の最適化が実施され、Sub6が利用可能なエリアが拡大。通信速度も向上し、Sub6エリアでの5Gの通信速度は300Mbps超となり、高画質動画も快適に再生できるようになったわけです。

KDDIは、2022年7月初旬に通信障害が発生し、社会に大きな影響をもたらしました。その際、ネットワーク設備の総点検やリスクの洗い出しを大規模に実施したことが、ネットワーク基盤の底上げにつながった部分もあるだろう、とも振り返りました。

KDDIは、Starlinkで山小屋に通信環境を整備する山小屋Wi-Fiを整備したり、能登地震の被災地にStarlinkでフリーWi-Fiを提供するなど、Starlinkの活用も積極的に進めています。この秋には、Starlinkと手元のスマホの直接通信が可能になる見込みで、「どこでもつながる」がさらにステップアップします。「通信品質で選ばれるキャリアになる」とアピールするKDDIの躍進を受け、今後は料金ではなく通信品質で各キャリアの競争が活発になりそうです。
(磯修)



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