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急成長するGoogleのAIノート「NotebookLM」、実験から格上げ、企業利用も加速

マイナビニュース / 2024年10月18日 13時38分

画像提供:マイナビニュース

米Googleは10月17日(現地時間)、AIリサーチアシスタント「NotebookLM」から”実験”ラベルを外し、「NotebookLM Business」を提供する計画を発表した。また、「Audio Overview」(音声の概要)に2つの機能を追加した。

NotebookLMは、クラウド上のデジタルAIノートブックである。情報ソースとして、資料やデータ(ドキュメント、オーディオ)、テキストメモ、WebページやYouTubeのURLなどをアップロードすると、その内容を解析したAIを利用できる。例えば、研究者が論文やレポートをアップロードして要点をまとめたり、学生が教科書や講義資料をアップロードして試験対策に利用することが可能である。

2023年12月に米国で実験的な提供を開始して以来、NotebookLMは急ペースでユーザーを増加させている。公開当初は、AIノートとして教育や研究の分野で注目を集めていたが、Googleがサポートするソースを拡充し、新機能を追加したことにより、企業や組織にも利用が広がっている。この需要拡大に伴い、実験ステータスでの提供を終了させた。

NotebookLM Businessは、企業、大学、組織向けに機能を強化し、Google Workspace経由で提供される次期バージョンになる。Googleによると、すでに80,000以上の組織がNotebookLMを使用している。NotebookLM Businessの提供開始時期や価格、詳細については今年後半に発表する予定で、パイロットプログラムに申し込むことで、新しい製品の機能、トレーニング、メールサポートなどを先行利用することが可能である。

「音声の概要」は9月に追加された新機能で、2人のAIホストが語り合うポッドキャストのようなスタイルで、ノートブック内の情報の概要を生成する(現在、生成可能な言語は英語のみ)。人が話しているような自然な会話で、どのようなテーマでも親しみやすくわかりやすい内容に仕上げられる点が大きな話題となった。

新機能の1つはカスタマイズ機能である。これまで「音声の概要」の生成をユーザーがガイドすることはできなかったが、今回のアップデートにより、生成前に「カスタマイズ」ボタンを押して[音声概要を設定]を開き、焦点を当てるべき内容を指示できるようになった。例えば、特定のソースやトピックに焦点を当てたり、特定のユーザー(例:生物学を初めて学ぶ人)をターゲットにすることが可能である。

また、音声概要をNotebookLMのバックグラウンドとして聞けるようになった。音声概要を再生しながら、ソースを検索したり、引用を取得するなど、NotebookLMでの作業を同時に行うことができる。
(Yoichi Yamashita)

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